飯塚です。
年始勤務はバタバタしつつも、あっという間に三連休に突入となりました。
新年どうにか良いスタートを切りたいものですね。
さて、今日も先月のローテーターからの声をお届けします。
今回は呼吸器内科からローテしてくれた北野先生です!
内科S3の北野です。
11-12月の2ヶ月間お世話になりました。ICUの先生方が常駐され、セミクローズド型の運用が始まってから重症患者のタッチが減ってしまったことに危機感を覚え、また最近の集中治療のトレンドなどを知りたく、希望してローテートさせていただきました。
私は初期研修医のころから在籍しておりますが、墨東は代々教えられるより見て覚える、屋根瓦式で歳の近い先生から教えてもらうというような教育文化があると思います(私の認識が違っていたらすみません)。
ICUはただいるだけでもインプットが非常に多く、従来の墨東にはない教育体制で斬新でした。
①ICU入室中の患者全員のベッドサイドでby systemに基づいたteachingが行われます。レジデントはプレゼンを行い、方針を決定します。レジデントはアセスメントを行い意見を述べ、合議の結果、自分の意見が採用される場合もありやりがいを感じる瞬間でしょう。基礎的なことから答えがないものまで様々な質問が飛び、レジデントは解答しなければなりません。質疑応答が気付きとなり学びに繋がります。また、ただその場にいるだけでも勉強になります。
②毎週水曜日にコアレクチャーと呼ばれる、テーマ毎のレクチャーが用意されています。過去のコアレクチャーも閲覧することができるため集中治療を体型的に学べます。
③ゲリラ的に専門の先生からレクチャーを受けられます。時間があるから〇〇のことについてレクチャーするわ、というように気軽に始まります。私は経肺圧、ECMO、透析など教えてもらいました。
④スタッフラインで論文や資料の共有や日々の疑問について活発に議論されています。こんな活発な業務ラインなかなか無いと思います笑。
このようにインプットの機会は豊富にあり、また学んだことをすぐに目の前の患者さんにアウトプットできる環境もあります。とても充実した学びの環境を提供していただき感謝しております。
さらにどの先生も目の前の患者に対していかにベストを尽くすかと常々考えておられる事がひしひしと伝わり、professionalismを感じました。そのような先生方の下で学べたのも幸いでした。
呼内の外来も並行してしていたこともあり、多々ご迷惑をおかけしました。申し訳ございません。まだ院内におりますので、ICUには今後もお世話になります。引き続きよろしくお願いいたします。ありがとうございました。
北野先生は博士のような雰囲気があり、第一印象は同年代かあるいは年長者かと思わせる落ち着いた物腰でした。
その後に話してみると大学の後輩ということが発覚し、急に親近感を覚えたのが懐かしいです。
呼吸器内科の圧倒的な知識のもと、逆に僕らに気胸のpitfallや管理、レントゲン読影、BAL、肺癌のclinical courseや治療戦略など勉強になる内容を教えてくれました。
こちらが還元できたものが充足しているのか心配になるくらい、色々な話をしてくれましたね。
まだまだお世話になろうと思いますので、こちらこそ今後ともよろしくお願いします。
北野先生、2ヶ月間お疲れ様でした!
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