迷狂私酔の日々(再)

明鏡止水とはあまりに遠いこの日々。

不屈の東北。

2011年03月15日 | 旅する。
3月15日 火曜日 山形県某市

山形県は現在、被災が少なく宮城県、福島県に隣接しているため、救援ベースになっています。

移動ルートの確保では山形空港(山形ー羽田、山形ー関西)、バス輸送(仙台ー山形、山形ー鶴岡など)、羽越線(鶴岡ー新潟)が首都圏や関西への足になり、
県内の8つの災害病院では被災患者の受け入れが始まり、
米沢や山形では福島から避難して来た方の被曝測定を実施、
東北道が使えないため山形県が救援物資の集積・仕分けの機能を担うなど、
できる限りの救援活動が展開されています。



県では、不要不急の外出を控える、軽症患者は拠点病院に行かない、などを呼びかけています。

私の近所のコンビニではカップヌードル、パンは「お一人様1個でお願いします」とあり、わずかながら在庫がありました。買って行く人は宮城県や岩手県で被災した親戚などへ持って行くようです。

ガソリンはほとんど品切れで、バス会社でも燃料が確保できなくなってきています。

16日からは、東北電力でも計画停電が始まるようです。ちょうど冷え込みが厳しくなる予報ですが、寒さ対策をしっかりしたいと思います。



……このくらいの不便は何でもないさ。



Wall Street Journalが"STURDY JAPAN"(不屈の日本)と社説でほめてくれたが、sturdyには頑健な、くじけない、というニュアンスがある。東北の人間の寡黙で地道な仕事ぶりを形容するにはぴったりの言葉かもしれない。

涙を拭いて、前を向いて。

東北は、地震にも、津波にもくじけたりしない。