迷狂私酔の日々(再)

明鏡止水とはあまりに遠いこの日々。

【京都にて。2011秋】003・先客万来

2011年09月11日 | 旅する。

911日 日曜日 京都

午前中の京都月光荘でいろんな話を聞く。みこしを担ぐには、ケンカの作法、1月に結婚する、オーストラリアでワーホリした、スマトラのトバ湖に1カ月いた、などなど。

12:15、本格インドカレーの店〈ガネーシャ〉へ。徒歩20分。Bセット、900円を頼んでみた。

 

トマトスープ、グリーンサラダ、ナスとジャガイモのカレー、キーマカレー、チキンティッカ(またはパコーラー)、サフランライス、ナン、チャイ。とくにナンがメチャうま。

西大路を下がっていく。アンティーク屋、木のおもちゃ屋、平野神社を過ぎて北野白梅町の交差点を左折する。

北野天満宮の入口に出る。

 

ちょうど結婚式に遭遇した。

 

ここにある御土居は秀吉が作らせた洛中洛外を分ける堀と土塁の囲壁で、鞍馬口、丹波口の語源とも関連する。

天神さん(北野天満宮を京都ではこう呼ぶ)を出て上七軒通りを歩く。もっとも古い遊郭で、みたらし団子の由来がある。

千本今出川の小さな本屋ではおばあちゃんが本探しにかこつけて店主と世間話をしていた。ここで『ぷらっと散歩コース京都』昭文社、1000円を買った。

智恵光院を上がり、古本市を冷やかし、鞍馬口通りを西に戻って船岡温泉へ。日曜日だからか子どもが目立つ。昼下がり、長い散歩のあとの大浴場は気持ちいい。

 

月光荘に帰ってカフェオレを飲みながら、『ぷらっと散歩コース京都』を読む。

夕方、泊るお客さんや飲むお客さんが続々やってくる。

ギターを弾いて、バギーというゲストとセッションしたり。さらにけんたろうクン、横浜から輪行の女子、宮城県から来たうっちー、昨日パワフルだったジャックは今晩は静かにワイン2本を持って来た。

いつのまにかビールから泡盛にうつり、宴は盛り上がってきた。

つまみにはキャベツ(塩、チリソース他)、焼きなす+カイワレ、グリルドチキン+キャベツ、チキン塩蒸し、などなど。

 

突然、往来から西洋人の男が話しかけて来た。「ここは店か? private partyか?」面白そうなので、オージー風に「Why don't you join us?」と返してみた。

彼、トーマスは、妻(香港人)が船岡温泉に行っている間に飲む店を探していたのだった。旧東独ライプチヒ生まれ、1989年以後西ドイツへ、いまは香港でソフトウェアの営業をしている。黒部ゴーシュ、立山をトレッキングしてきたそうだ。

 

千客万来、京都の夜も泡盛にまみれて更けていく。