ディック新短編集 その３

変数人間　ディック短編傑作選３



変数人間―ディック短篇傑作選 (ハヤカワ文庫 SF)　大森望編　2013年発行

巻かれていた帯です


裏面に「ディック短編傑作選-主要作品を網羅する決定版選集」とあり
あと３冊「変種第二号」「小さな黒い箱」「人間未満」と仮のタイトルも載っています

主要作品と限らず
作品を網羅する全集を出してくれるとうれしいです

「パーキー・パットの日々」“Days of Perky Pat”浅倉久志訳
「CM地獄」“Sales Pitch”　浅倉久志訳
「不屈の蛙 The Indefatigable Frog」浅倉久志訳
「あんな目はごめんだ The Eyes Have It」浅倉久志訳
「猫と宇宙船」“The Alien Mind”大森望訳
「スパイはだれだ」“Shell Game”大森望訳
「不適応者」“ Misadjustment”大森望訳
「超能力世界」“A World of Talent”大森望訳
「ペイチェック」“Paycheck”大森望訳
「変数人間」“The Variable Man”大森望訳

今回の短編集には「本邦初訳」はない
編者あとがきを読むと
絶版となっていた長編も
改訳、新訳で新たに復刊されるとか
ディックの人気もなかなか衰えないなと
ディック好きの身としては
嬉しい限りですが・・新しい読者は増えいている？
何冊も何冊も買い続けている読者ばかりではないと思いますが
昨今の出版数の低落傾向を考えると
若い層がどれだけ手にしてくれるか心配です
読めば面白いと思う・・でしょう