普通じゃない「普通小説」 ディックの普通ってなんだ?
ジャック・イジドアの告白 (ハヤカワ文庫SF) 文庫 – 2017/12
フィリップ・K・ディック (著)、 阿部重夫 (訳)
これもブレードランナー2049公開記念の4か月連続刊行のラストを飾る1冊
32年前に晶文社から発行された「戦争が終り、世界の終りが始まった」飯田隆昭訳の新訳版
こちらも参考にどうぞ
ただ晶文社から出されていることからも分かるように
ディックが文学者として認められたいがために頑張って書いた
いわゆる「主流小説」でSF文庫で発刊されることに
彼は納得するだろうか?
ただ十分SF的でディック的混乱に満ちている
そもそも「主流小説」って何?
崇高で時代を超えて読み継がれる作品
SF小説は娯楽的読み物で劣っている
「フィネガンズ・ウェイク」は文学の金字塔だろうが意味不明
文学なんてみんなフェイクなんで
宇宙人が出てきても出てこなくても
それは虚構であることに違いない
ディック的に考えると「主流」と言わず「普通」の小説
そんなものが彼に書けるはずはなかろうと思う
この本の解説に「ディック自身の分身であるジャックを描く自伝的小説」とあり
人間であることの異常さを体現するディックの
「現実」を描いたということでは
かれにとっての「普通」を描いたものかも知れない
私はディックのSF小説の方が好きです
ジャック・イジドアの告白 (ハヤカワ文庫SF) 文庫 – 2017/12
フィリップ・K・ディック (著)、 阿部重夫 (訳)
これもブレードランナー2049公開記念の4か月連続刊行のラストを飾る1冊
32年前に晶文社から発行された「戦争が終り、世界の終りが始まった」飯田隆昭訳の新訳版
こちらも参考にどうぞ
ただ晶文社から出されていることからも分かるように
ディックが文学者として認められたいがために頑張って書いた
いわゆる「主流小説」でSF文庫で発刊されることに
彼は納得するだろうか?
ただ十分SF的でディック的混乱に満ちている
そもそも「主流小説」って何?
崇高で時代を超えて読み継がれる作品
SF小説は娯楽的読み物で劣っている
「フィネガンズ・ウェイク」は文学の金字塔だろうが意味不明
文学なんてみんなフェイクなんで
宇宙人が出てきても出てこなくても
それは虚構であることに違いない
ディック的に考えると「主流」と言わず「普通」の小説
そんなものが彼に書けるはずはなかろうと思う
この本の解説に「ディック自身の分身であるジャックを描く自伝的小説」とあり
人間であることの異常さを体現するディックの
「現実」を描いたということでは
かれにとっての「普通」を描いたものかも知れない
私はディックのSF小説の方が好きです
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