普通小説2冊 これでディックの邦訳作品の出版物はほぼ終了
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/3b/66b89c80653d53d0d90cb6f24035d7d2.jpg)
「戦争が終り、世界の終りが始まった」“Confessions Of A Crap Artist”1975作品
飯田隆昭訳 晶文社 1985発行
ディック存命中に唯一出版された「普通小説」
1992年には「 バルジョーでいこう!」“Confessions d'un Barjo” としてフランスで映画化されている
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/2f/3e0c9c8aad138a0b41df5e59bf998142.jpg)
「小さな場所で大騒ぎ」“Puttering About in a Small Land” 1985年作品
飯田隆昭訳 晶文社 1986年発行
「戦争が終わり、世界の終りが始まった!」の腰巻に「これが噂のリアル・ノベル!」とある
「小さな場所で大騒ぎの」のカバー裏解説でも「傑作リアル・ノベル第2弾」とある
同じ晶文社だから「第2弾」なのだろう
ディックの範疇は「SF」だから虚構ないし空想の物語になる
それに対して「普通小説」だから「現実」「リアル」何だろうか
ディックにとって「リアル」の対義語は何だろう
「もどき人間」「もどき空間」「もどき時間」が交錯して描かれる
ある意味ディックの「普通小説」は
それ自体が「もどき小説」で存在自体がディック的ではないか
「ティモシー・アーチャーの転生」こそ「主流小説」、日本だったら「純文学」の範疇にはいる
そういう気がするのは私だけだろうか
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「戦争が終り、世界の終りが始まった」“Confessions Of A Crap Artist”1975作品
飯田隆昭訳 晶文社 1985発行
ディック存命中に唯一出版された「普通小説」
1992年には「 バルジョーでいこう!」“Confessions d'un Barjo” としてフランスで映画化されている
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「小さな場所で大騒ぎ」“Puttering About in a Small Land” 1985年作品
飯田隆昭訳 晶文社 1986年発行
「戦争が終わり、世界の終りが始まった!」の腰巻に「これが噂のリアル・ノベル!」とある
「小さな場所で大騒ぎの」のカバー裏解説でも「傑作リアル・ノベル第2弾」とある
同じ晶文社だから「第2弾」なのだろう
ディックの範疇は「SF」だから虚構ないし空想の物語になる
それに対して「普通小説」だから「現実」「リアル」何だろうか
ディックにとって「リアル」の対義語は何だろう
「もどき人間」「もどき空間」「もどき時間」が交錯して描かれる
ある意味ディックの「普通小説」は
それ自体が「もどき小説」で存在自体がディック的ではないか
「ティモシー・アーチャーの転生」こそ「主流小説」、日本だったら「純文学」の範疇にはいる
そういう気がするのは私だけだろうか
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