ボーダーコリー 「ボルド」と「マロン」と猫の「にゃきち」And「バディ」

ボルドは虹の橋を渡り、寂しそうなマロン。そこへヤンチャ怪獣バデイを迎え、ドタバタな日々が始まりました。

もしかして退院?

2009年05月21日 | 私達のあゆみ

(私達のあゆみ 第49話)

ボルドの入院8日目

クリスマスも終わり、
「もういくつ寝ると・・・」と歌が聞こえてきそうな年末。
マーボー家は不安で寂しい日々を送っていました。

パパ猫は風邪でダウン気味でしたので、
夕方いつも通りに、
猫娘と自転車で病院へボルドに会いに行きました。

期待と不安を胸に病院に向かう途中、
「ボルド大丈夫かな?いつ帰れるかな?」
「クリスマスは寂しかったから
お正月位は、みんなで一緒に迎えたいね。」と、
猫娘と話しながら先を急ぎました。

病院に着くと、
いつものように待合室は混んでいました。
でもタイミング良く、
神経系に強い、担当の女医さんの手が空き、
今日の様子を聞く事が出来ました。
飲み薬だけで様子を見ていたが、
落着いていて発作はないとの事。
「ホッ」としました。

私は心の中でひそかに、
「退院の日は、近いかも?」と
期待して顔がゆるみました。

これからボルドも、「お夕飯」だというので、
先生と一緒にボルドの所へ行きました。
驚くことに、
ボルドは他のWANと一緒に
ご飯の催促で吠えていました。
今までは、
他のWANが吠えていても、ボルドは吠える力さえなく
目を開けたまま寝ていました。
こんな事になる前は、
「吠えてうるさいなー」と思った事もありました
それがいま、こんなに気持ちが明るくなるなんて・・。

先生がご飯をボルドに近付けると
ガツガツと力の有る感じで食べ始めて
見る見るうちに平らげました。
ご飯の後、
ゲージのドアを開けて頂いたので
ボルドに触れ、ボルドも私の袖をペロペロ舐めていました。
しかし、
まだ、体は自由に動けないらしく
前足で体を引きずるように近づこうとしていました。
その目に、少しだけ「力」を感じる事が出来ました。
早く連れて帰りたい!
そんな気持ちを抑えて「ボルド、またね。」と
声にならない声で、励まして帰ってきました。
待合室に戻ると、
先生は、
「このまま発作が無ければ明日あたり退院できるかもしれない」
「えっ」
嬉しくて・・・
嬉しくて・・・・。
一度は
もうダメかもしれない状態だったボルド・・・。

帰りは
もう真っ暗で、タダでさえ見えない道路を、
かすみがちな目をぬぐいながら・・、
並んで走っても大丈夫な田舎道を選び、
猫娘と、
ボルドが退院したら・・・
リハビリしなければ・・・などなど。
いろいろ話しながら・・・、
何だか、いつもより早く家に着いた気がしました。

お腹をこわして、少し元気の無いマロンも
ボルドの退院に向けて体調を調整中、
だいぶ回復しています。
あとは、
パパ猫も回復してもらわなければ・・・
ボルドも頑張っているから、
帰って来るから・・。

(第50話に つづく)

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コメント (6)
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