O'kashira

うだうだ

タナゴ桶

2009-03-12 14:08:15 | 物欲オヤジの自慢話
 これは桶である。長辺18cm、短辺9cm、高さ12cm、重量すごく軽い。という小判型の桶である。で、何に使うかというと、タナゴ釣りで、釣ったタナゴを入れておくための桶。なぜここにあるかというと、先日、僕の親戚が集まる機会があった。そのとき、いちばん上の叔父とタナゴ釣りの話になり、「確かオヤジが使った道具があるよ」と、次の集まりにきれいに修理し磨いて持って来てくれた。
 オヤジとは僕の祖父である。英語の教師をしていた。一緒に行ったことはなかったが、釣り好きだったらしい。その祖父が使っていたタナゴ桶をやはり釣り好きの叔父が使用、保管し、今回僕にくれたのである。祖父は僕が16歳のとき、90歳くらいで亡くなったのでこの桶、たぶん100歳は超えていると思う。
 こんなものをいま使っている人はほとんどいないと思うが、一度は釣りに持っていき使ってみたい。だが、使うとなると考えてしまう。いつ、どこへ?。せっかく持っていってもボーズじゃ桶に対して申し訳ないし、きっと祖父に叱られるだろう。う~ん、悩むなぁ~。
     
 その桶の中に入っていたのが、この糸巻き(右)。白い部分は獣骨、きっと象牙だと思うが、竹と組み合わされ、中央部分は薄い象牙が2枚合わさって、糸の末端を挟むようになっている。なかなかいいものである。
 左側の小さな糸巻き3つ。最近このサイズの糸巻きの入手が難しくなってきた。むかし、御徒町にあった「平岡」という釣り具やでいくつか買った覚えがあるのだが、そこのオヤジは、この小さな糸巻きの竹に小刀をあてがい、一つづつ糸を挟むための切り込みを入れてくれた。
 これは、僕が自分で作ったもの。6個作ったが使えそうなのがかろうじて3個残った。職人の作ったものをよく見たが、よくここまでやったものだと感心するばかり。そういう職人もめっきり少なくなった。

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2 コメント

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まだ食いが渋い (Cyabo)
2009-03-13 16:23:34
本日の茨城新聞より
霞ヶ浦の水路にて
2時間で10匹程度(風が強くなり納竿)
まだ水温が低く食いが渋いとの記事
もう少し我慢を!!
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ありがとう (O'Kashira)
2009-03-13 18:44:39
情報ありがとう。食いが渋いのは水温ばかりではなく、環境の問題もずいぶんあるようで。
 おまけに、網やビンドウでごっそり持っていくやつがまだずいぶんいるんだよね。飼うのは案外難しいのにね。
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