Linの気まぐれトーク

映画と小説の観賞日記

DVD『Dr.コトー診療所 2004』

2022-10-25 15:05:00 | TVドラマ



近々映画公開されるらしい。
吉岡秀隆主演なのに、ドラマ放映中は観ていなかったのには、訳がある。
『北の国から』のイメージが強すぎて、他の役で彼を観ることができなかったのだ。

『男はつらいよ』の満男役は、ほぼ同時進行とあって、絶対に見るものかと心に誓ったほど。
けれど時は過ぎて、人生の残り時間も少なくなった。もう好きなものはためらわず観ておかなければ。
寅さん全シリーズは一年かけて観た。
『学校』シリーズも『三丁目の夕日』も朝ドラ『エール』も観て、
吹っ切れた。

吉岡秀隆はもう黒板純ではない。

彼も髪に白いものが混じり始めた。
決めた、これからは〈吉岡秀隆〉として応援する。

彼の第二のハマリ役、Dr.コトーを観る以上は、最初からおさらいしたいとレンタルビデオ屋に走った。
同じ思いの人がいるのか最初のシリーズは貸出中。
2004年の特別エディション(前後編)から入る。



中島みゆきの「銀の龍の背に乗って」
泣かせます。
与那国島の海、吉岡のときに裏返る声、子役たち、もうみんなよくて。
柴咲コウは、『沈黙のパレード』の内海薫役で観たばかり、配信のガリレオシリーズではその色気のなさが初々しかったけれど、今やすっかり貫禄をまとって。

Dr.コトーの看護師・彩佳役もいい。
柴咲コウも要チェックだわ〜

続きをすぐにでも借りてきたい気持ちをグッと抑え、もう少し発酵させよう、
自分の中で。



朝ドラ『おかえりモネ』

2021-10-27 16:41:00 | TVドラマ
視聴率が振るわないとか、現代劇は失敗作が多いとか、面白くないとか、ご都合主義とか…
色々言われてきたけれど、わたしは好きだった。



今までのどんなドラマよりも身近に感じていたかもしれない。
観賞している唯一のドラマということもあるけれど、これを楽しみに生きていた。
朝ドラから1日が始まった。

目新しい試みも多かった。
中でもモネは〈恋愛軸では生きていない〉ということ。
わたし世代の青春時代はロマンチックラブイデオロギー全開で、女の幸せは男で決まるとか、惚れられて一緒になるのが女は幸せとか、まさに白馬の王子様を探すのが人生、というのが一般的だったのだ。

時代は変わった。
あのディズニー映画でさえアナ雪では王子は悪役、姉妹愛を歌い上げたのだ。
『おかえりモネ』でも菅波先生やりょうちんとの関わりは本当に淡白だった。
周りの森林組合のおじさんおばさんや、視聴者ばかりがヤキモキしていた。
このまま最終回に突入すれば、このドラマでも恋愛よりも姉妹愛、家族愛となりそうだ。
お互いの仕事を尊重し合い、男女としてよりも人間として高め合いたいと思う関係の新鮮さ。



69年の人生でここまで価値観変わるとは。
やっぱり長生きするものですね。