2022年 アカデミー作品賞受賞に伴い、東宝シネマズで再上映された。
『ドライブ マイカー』は観賞済みなので、コロナ自粛明けを待って自転車を走らせたのが4月15日。
やっと感想を書く気力を取り戻せたのはありがたい。
噂に違わぬ良作だった。
ある意味、感動作の王道を行く作りだった。
聾唖者の家族、ただ1人の健常者であるルビー(エミリア・ジョーンズ)は家族のヤングケアラーであることを当たり前に感じてきた。
障がい者であることを少しも引け目に感じていない家族のあっけらかんとした明るさ、思春期に入り、外にも世界を持ち始めたルビー、いつかは起こる衝突を感じさせる不穏さだ。
家族(子ども)が代弁者(翻訳者)であるということは、子どもの忖度が入るということでもある。
実際、家族の悪口や自身のことは伝えられていなかった。
ある意味、温かく歪んだ情報でしかない。
家族がそれを真実と思ってしまったら、このおめでたく、あっけらかんとした人物像が出来上がるのかもしれない。
最後は父親の愛情で乗り越えていくのだが、第三者が時々イラッとさせられるのは事実だ。
音楽学校へ旅立つルビーを最後に、ハッピーエンド。
何よりもエミリアの自然体の演技が良かった。
フランス映画『エール』のリメイクだという。
こちらもDVD観賞した。
ある意味、感動作の王道を行く作りだった。
聾唖者の家族、ただ1人の健常者であるルビー(エミリア・ジョーンズ)は家族のヤングケアラーであることを当たり前に感じてきた。
障がい者であることを少しも引け目に感じていない家族のあっけらかんとした明るさ、思春期に入り、外にも世界を持ち始めたルビー、いつかは起こる衝突を感じさせる不穏さだ。
家族(子ども)が代弁者(翻訳者)であるということは、子どもの忖度が入るということでもある。
実際、家族の悪口や自身のことは伝えられていなかった。
ある意味、温かく歪んだ情報でしかない。
家族がそれを真実と思ってしまったら、このおめでたく、あっけらかんとした人物像が出来上がるのかもしれない。
最後は父親の愛情で乗り越えていくのだが、第三者が時々イラッとさせられるのは事実だ。
音楽学校へ旅立つルビーを最後に、ハッピーエンド。
何よりもエミリアの自然体の演技が良かった。
フランス映画『エール』のリメイクだという。
こちらもDVD観賞した。
漁業と酪農の違い、フランス語と英語の違い、何よりも選曲の違い。
どちらも感動作には違いない。
ただこの年になると、その後の人生にまで思いがいってしまうのはどうしようもない。
彼女に幸あれ。