森の声

 雨粒が あちらこちらに飛んで 

 街燈にも月にも光る、綺麗な夜

 

雪星花

2011年01月01日 | Daily
街が真白になった深夜、
年越し詣に行く先は、初夏に菩提樹が咲いたかのお寺でした。

除夜の鐘が聴こえるころには雲が割れ、
澄んだ夜空にいつもより高く昇った大きなオリオン座が

視線を前方にもどすと
菩提樹やもみじが雪の花を咲かせている。

 

灯りの色を映して、まるで満開の桜みたいでしょう?
一年を通して豊かな表情を見せてくれる場所ですが
夜の雪景色もまた瞬きを忘れるような美しさでした。

除夜の鐘を撞かせてもらって、
膨大な憂い迷いを置いて行こうと思ったのだけれども

「こら、そんなに置いてくな

仏さまのお怒りに触れたのでしょうか、
御神籤にいきなり「凶」をいただきました。
人生初の凶御籤が元旦にやってくるとは(苦笑)。 ←やや凹。

それでも、
凍り始めた雪をさくさくと踏みながら歩くのは
一歩一歩が耳にも楽しい。

歩くということは地に足をつけるということ、
重心を前にさえおけば
右足をつくと次は左足が出る(しかない)ようにできている。

スキップだとか、駆け足だとかするだけの勢いはなくても
今年は(今年も?)自然の流れに
素直に身を任せて丁寧に進みたいと思います。

ご存じの通りの迷子常習犯、行き先は怪しいものですが(^^ゞ

気づいてか気づかずか
最近はよく歩いていて、時々ぼんやり周りを眺めたりして
気持ちの向く先を探し続けているのかもしれないなぁ。

アブナイ時は呼び止めてくださいね。 ←なんせ凶ですから

今年もどうぞよろしくお願いいたします。
好い一年になりますように。


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