或る双子座の日々

這是一個雙子座的生活日記。
つれづれなるままに

近況 公園とママさん

2008年04月21日 | 2007-12 帰国後つれづれ
帰国してもと居た住まいへの引越しも住み、平穏な生活がスタート
しました。公園も目と鼻の先にあり、最初は嬉しかったのですが
徐々に日本の子供たちとママの現状を目の当たりにして、いつも
心情的に疲れます。

babyは砂遊びが大好きですし、滑り台も好き。でも小学生の
男の子が何人もで小さな滑り台を占領することがザラ。

自分たちよりうんと体の小さな子が滑り台へ登ってきても
譲ろうという気もなし。ゲーム機器を持ったまま、座り込んで
一心不乱の子も居れば、そのそばでグローブ着用で速球の
キャッチボールに興じるなど・・・ぶつけられる心配で
ハラハラさせられました。

プールにあるような大きくて長い滑り台もあるのですが、
スリルがあって人気があります。これも小さな子に気遣いを
してくれる年長の子供はほとんどいません。

押しのけてズンズン滑って、走って戻っては更に押しのけて。
存在を無視される空気に圧倒されて滑ろうとすらできず
固まるbabyのために「ちょっと滑らせてもらえる?」と親の
私が割ってはいり、気後れする背中を押すように「おいで、
滑らせてもらいなさい!」との声かけが必要なことも。

更には、ママさんがついていながら注意しなかったようで、
終わるのを待たずに後から滑り降りてきた男の子に
背中へ突っ込まれることがありました。

恐怖に引きつるbabyが降りてきてすぐ泣いて駆け寄ってきた
ときは、相手の親御さんはなにを考えているのかと思いました。
ジロジロ見るのも責めるようで気の毒と思ったら、あとで
「済みません」の声かけすらなく、そのまま同じ公園で
遊ばせていました。

ママさんたちはオシャベリに夢中で、グループでない私達
親子の場合、お砂場セットを持っていて楽しそうにしている
と寄って来るよそのお子さんの相手まで当然のように要求
されてしまいます。

立ち話をしながらチラチラご覧になっているので、邪険にも
出来ません。ほうっておくとbabyがいままさに遊んでいる道具
でも平気で横取りされることも。仕方ないので、別なオモチャを
手渡して遊ぶよう促すなど見ているほうは気が休まりません。

あるときなど、傍に3組のママさんが立っていて聞く気がなくても
耳に入ってきたのは何処かよそのママさんの批判。30分以上、
ずーっと同じ話題で、うち一人のお嬢さんが足元で黙々と砂遊び。
じっと聞きながらお友達のママさんについてなにを思うのでしょう。

でも、悪いことばかりでなく、一度、小学生の女の子達が
babyと楽しく遊んでくれたことがありました。

お姉ちゃん達が一杯構ってくれて、babyは大喜び。途中でお別れを
告げられると大泣きして、後を追いかけるため、ついには根負けして
後からきたお友達も加わって更に小一時間遊んでくれて母親としても
すごく嬉しかったことがありました。

その様子を見ていた外国人のママさんと、何気なくお話したのですが
ヨーロッパ出身で日本の暮らしは10年以上で日本語がとてもお上手
な方でした。

このとき、女の子達が帰ってしまい寂しいし、公園から帰るのを
渋るbabyを慰めるべく、バックからパンを出して「手を洗おうね」
と遊びを切り上げるのに成功。ベンチで食べさせました。

すると横からよその女の子がやってきて、パンを食べたそうにしたので
ついハンガリーに居た頃のクセで、すっとちぎってあげそうになりました。

それをみていた外国人のママさんから、固く止められました。
「ああ!アレルギーがあったりするといけないから。あとでおなかが
いたいといわれても困るでしょう?!」と。

そうでした、そうでした!!日本では様々な食物アレルギーが
当たり前になってしまったのだし、脇が甘かった!と。

ブダペストでは大らかな子育てをさせてもらったし、それを許して
くれるハンガリー人たちの意識と環境に恵まれていたと今更ながら
感謝している今日この頃です。


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4 コメント

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遅くなりました (budapestlife)
2008-05-04 23:47:14
luxe1124さんへ、はじめまして

情報というものは手を離れたところからドンドン古くなっていくもの・・・当サイトがこの先お役に立てるのかどうか分かりませんが、当分、閉鎖しないつもりです。

安心してカテゴリーのお役立ちメモや、オススメというところから読んでください。つれづれというものは読み捨ての日記みたいなものですが、くさくさしたキモチが募ったときは開いてみてください。なにか共感する部分がおありになるかもしれません・・・^-^;

たとえ、多少古くても、生活していく上で不便だな、知りたいなと思うことに有る程度は普遍性があると思うからです。

私自身、主人の赴任が決まって情報を得ようとネット検索しても経済交流面や観光ガイド面の情報、あるいは音楽留学と、なかなか暮らしは見えませんでした。

いまはブログが隆盛を極め、百花繚乱の様相を呈していますから、現役ブダペスト在住者の様子を知ることも可能です。

不安は募ることでしょう。でも、住めば都という言葉を供にして心を強くしてお越しになるとよいでしょう。季節の良い春夏のうちに移れると良いですね。賑わう街、観光客で溢れ、陽気なムードと真冬の寒さでは心象が全く違いますから。^-^

ではでは、忙しいことでしょうが体調を崩されませんよう。。。

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ブタペストへ・・・ (luxe1124)
2008-04-29 23:31:12
はじめまして。ハンガリーのサイトを探しているうちにこちらのサイトへたどり着きました。年内にブタペストへの引越しが決まり、多少動揺しています・・・。いろいろ情報が必要なので、もしよろしければいろいろ教えていただければ幸いです。
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熱いコメントありがとう (budapestlife)
2008-04-27 16:14:45
ひさしぶりです。

やっぱり地域的なカラーもあると思います。
実家の近くでは、もうすこし温和な感じでした。

公園も小学生の帰る時間帯を避ければ空いていたので、ほかの親子を見かけると「普段どこで遊ばせていますか?」とか聞けたんですが。

ハンガリーがステキというか、日本はまだまだ画一的な社会で人と違えば弾かれそうな雰囲気はありますよね。

毎日会うわけではないけれど、外国系の自分達と顔立ちや言葉の違う赤ちゃんとママが同じ公園で遊ぶこともあるぞ、そして話し掛けても大丈夫だぞという雰囲気がありましたよ。

もちろん、第一声のコミュニケーションを交わすまではお互いに緊張はしましたけど。

イラン人パパとハンガリー人ママの赤ちゃん、ベトナム系3世でハンガリー語しか話せないママとハンガリー人パパの赤ちゃん、フランス出身の赤ちゃん、ベネズエラ出身の赤ちゃん・・・と国際色豊かな親子と遭遇しました。

でも、それより何より、私自身が「女社会」が恐ろしいというトラウマを抱えてしまっているのでヒソヒソしているママさんたちにもポンポン声をかけて・・・というのが出来ないのが大きな原因かも。


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公園 (わらくらいふ)
2008-04-23 15:37:02
こんにちは
帰国後も、ブログ見せてもらっています
公園の記事、日本はそんなにおかしいのかと
少々つらい気持ちで読みました。
ハンガリーの方々はおおらかであたたかい方が
多いんだね。人にもよるとは思うけれど
素敵な国なんだなと感じています。

私の住む地域は同居している人が多いせいか?
若いものどおしもお互いに仲良くしようという
雰囲気があります。

今日は、ちょっと遠くの新しい住宅街の公園へ
行ってみましたが、住宅のママ&お子さん達が
立ち話をしていて、この記事を読んでいたこともあり
少々緊張して園内に入っていきました。

案の定、こちらをチラチラと見られつつも
話しているままだったので
親子とも接する機会もありませんでしたが、
どこでも、いろいろな人がいると思うので
自分からどんどん離しかけて、
自分は公平にお付き合いをして
日本も素敵なママのいる国にしたいなーーと
思っています。

このブログで、いつもいろんなことを
考えさせてもらっていま~す





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