ブダペストは雨ばかり・・・で気分も沈みがちでしたが、今年に入って初めての晴れ間が
のぞき、今日は朝から穏やかな天気に和みました。
さて、今年はモーツァルト生誕250年を祝って各地で盛大な催しが行われるようです。
1月27日はモーツァルトの誕生日とあって、ここブダペストでもモーツァルト祭と
冠した演奏会が2件。
オーストリアは、彼の生家があるザルツブルグは勿論、首都ウィーンを主として1年を
通じ様々な催しを繰り広げて世界の観光客を集め、国を挙げてのお祝いになるようです。
お土産によく頂くモーツァルト・チョコも、今年はたくさん売れるのでしょうね。
ここハンガリーは、かつてオーストリア・ハンガリー二重帝国と呼ばれた時代がある
ため、隣国の中では心情的に最も親しみを覚えている西側経済圏の国といって間違い
ないかもしれません。歴史上、様々な国から干渉や抑圧を受けたという暗い面が強く
意識されるハンガリーですが何事にも例外というものがあります。二重帝国時代、
エリザベートに愛されたという誇りがオーストリアに対する古き良き時代という
イメージの根幹となっているようです。皇女エリザベートとハンガリーの関係に
ついては、探せばスグに色んなエピソードが見つかるので蛇足になりますが、
かいつまんで話すと格式と伝統を重んじる堅苦しいウィーンの王宮生活を嫌った
美しい皇女が、欧州にあって最も難解と呼ばれるハンガリー語に興味を示し熱心に
勉強されたこと、何かと理由をつけてはハンガリーにある離宮での時間を持たれ、
ハンガリー国民を良く愛したことなどが知られています。ちなみにハンガリー人が
つけた彼女の愛称はシッシー。
ウィーン風のカフェ文化もブダペストに根付き花開いた過去があり、社会主義から
資本主義への体制転換後には、かつて老舗と呼ばれたカフェが次々と復活、新規出店
も相次ぎ活況を呈したとか。私たち外国人から見ると今見るカフェのたたずまいは
懐かしい感じすら漂い、ずっと昔からそうだったかのように自然に溶け込んでいます。
日本でイメージするフランチャイズ制の一律な店ではなく、個人の店が「こんなに
カフェがあるけど経営大丈夫?」と心配になるほどあるという感じです。最近は
趣向を凝らしたオシャレ系も多く、昼間も軽食を出してレストランに準じる形で、
若者向けに夜はアルコールを出すタイプのお店も増えています。
また、ウィーンとの国境まではブダペストからで3時間くらい。ちょっとクルマで
飛ばせば華やかなウィーンへ出られるとあって、国境近くに出来たアウトレット・
モールは毎週末ハンガリー人で大盛況。私たちのような外国人が、「これこれがなく
困っている」と聞けば必ず「ウィーンへ行くといいよ」とアドヴァイスするほど
「ウィーンへ行けば何でも有る」というのが常識になっています。(実際に、ものの
溢れる日本から来た私たちにもそう感じられます。)
「隣同士の国は仲が悪い」という世界的な傾向にあって、オーストリアとハンガリー
は例外ともいえる関係のようです。
のぞき、今日は朝から穏やかな天気に和みました。
さて、今年はモーツァルト生誕250年を祝って各地で盛大な催しが行われるようです。
1月27日はモーツァルトの誕生日とあって、ここブダペストでもモーツァルト祭と
冠した演奏会が2件。
オーストリアは、彼の生家があるザルツブルグは勿論、首都ウィーンを主として1年を
通じ様々な催しを繰り広げて世界の観光客を集め、国を挙げてのお祝いになるようです。
お土産によく頂くモーツァルト・チョコも、今年はたくさん売れるのでしょうね。
ここハンガリーは、かつてオーストリア・ハンガリー二重帝国と呼ばれた時代がある
ため、隣国の中では心情的に最も親しみを覚えている西側経済圏の国といって間違い
ないかもしれません。歴史上、様々な国から干渉や抑圧を受けたという暗い面が強く
意識されるハンガリーですが何事にも例外というものがあります。二重帝国時代、
エリザベートに愛されたという誇りがオーストリアに対する古き良き時代という
イメージの根幹となっているようです。皇女エリザベートとハンガリーの関係に
ついては、探せばスグに色んなエピソードが見つかるので蛇足になりますが、
かいつまんで話すと格式と伝統を重んじる堅苦しいウィーンの王宮生活を嫌った
美しい皇女が、欧州にあって最も難解と呼ばれるハンガリー語に興味を示し熱心に
勉強されたこと、何かと理由をつけてはハンガリーにある離宮での時間を持たれ、
ハンガリー国民を良く愛したことなどが知られています。ちなみにハンガリー人が
つけた彼女の愛称はシッシー。
ウィーン風のカフェ文化もブダペストに根付き花開いた過去があり、社会主義から
資本主義への体制転換後には、かつて老舗と呼ばれたカフェが次々と復活、新規出店
も相次ぎ活況を呈したとか。私たち外国人から見ると今見るカフェのたたずまいは
懐かしい感じすら漂い、ずっと昔からそうだったかのように自然に溶け込んでいます。
日本でイメージするフランチャイズ制の一律な店ではなく、個人の店が「こんなに
カフェがあるけど経営大丈夫?」と心配になるほどあるという感じです。最近は
趣向を凝らしたオシャレ系も多く、昼間も軽食を出してレストランに準じる形で、
若者向けに夜はアルコールを出すタイプのお店も増えています。
また、ウィーンとの国境まではブダペストからで3時間くらい。ちょっとクルマで
飛ばせば華やかなウィーンへ出られるとあって、国境近くに出来たアウトレット・
モールは毎週末ハンガリー人で大盛況。私たちのような外国人が、「これこれがなく
困っている」と聞けば必ず「ウィーンへ行くといいよ」とアドヴァイスするほど
「ウィーンへ行けば何でも有る」というのが常識になっています。(実際に、ものの
溢れる日本から来た私たちにもそう感じられます。)
「隣同士の国は仲が悪い」という世界的な傾向にあって、オーストリアとハンガリー
は例外ともいえる関係のようです。
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