みなさん、こんばんは。 かしやです。
さて、今回のブログでは小三治師匠をテーマにしております。
本日は小三治師匠の兄弟子を師匠に持つこの人。
「ガッテン」こと立川志の輔。
昨年来県する予定でしたが、コロナでキャンセル。
今年は来県のスケジュールが無く、来ないんだろうなぁと思っていたら急遽来県。
急遽だったので、会場はりゅーとぴあではなく新潟テルサ。
新潟テルサはおそらく子供と一緒に行ったサンリオショー以来。 喫煙所があってよかったです。
当日の演目は、
壱、狸の札 演者、立川志の大(前座)
子供にイジメられていた子狸を助けてやった八五郎。子狸が恩返しにやってきたので、借金払いのためのお札に
なってくれと言う。四苦八苦して何とかお札に化けた子狸。翌日借金払いにそのお札を使ったが・・・というお話。
弐、ちりとてちん 演者、立川志の輔
昨日UPしてますので、内容は割愛。 志の輔が演じた感想を。
滑稽噺を演じるとピカ一だなぁ。 だみ声なんでしょうが、それが味となり、また話のテンポがいいので、
噺が畳みかけられてきて爆笑してしましました。
仲入りを挟み、
参、看板のピン 演者 立川志のぽん(二つ目)
若い衆がサイコロばくちをしていたが動く金が少ないので、親分に胴元になってくれと頼む。親分は快諾して
サイコロを壺の中に入れるが耄碌しているのかサイコロが壺からでて一の目を出している。若い衆はみんなピンに
かけるが、親分は壺を開ける前に外のサイコロを取ってしまう。外のサイコロは偽で本当のサイコロは壺の中に
入っており、五の目を出している。親分はばくちはどんな汚い手を使っているかわからないのでやめてしまえと
言って立ち去っていくが、若い衆の一人が親分のとおりにやろうとして・・・・というお話。
長唄三味線
落語家が登場の際に流れる出囃子を演奏している楽器。 三味線の説明だなぁこりゃ。 正直太棹の曲を
聴いたのですが、三味線のことはさっぱり分かりません。 落語会の最後に志の輔が言っていましたが、
このような状況で自分たちも演じることが不自由になっていると。 そのため一緒に不自由している
三味線を紹介しようとしたのだと思います。
四、ねずみ 演者 立川志の輔
昨年12月に弟弟子の談春が演じた演目。 年間四十席程度見ていると重なる噺がいくつかあります。
内容は、左甚五郎が仙台に逗留した時のお話。逗留先の親子を不憫に思い、ねずみを彫ったらそのねずみが
動くので評判になったが・・・というお話。
二人の聴き比べができ、談春は人物や噺の中身を丁寧に説明しており、人情噺風に、志の輔は噺の中身が
談春に比べると飛び飛びになるのですが、人物の喜怒哀楽がはっきり表現されて滑稽噺に仕上がっていました。
どちらがいい悪いではなく、噺の解釈や表現の仕方で同じ噺をしているのに印象が変わるいい例だったと思います。
どちらも私は好きですけどね。