ビールの賞味期限 / Best Before of BEER

2022-09-16 | (クラフト)ビール / (Craft) beer
あれれ??
ただけんがウエストコーストの
「ヘイジーIPA」?

そうなんです、
静岡に来たので地場のお酒を!

・・・というのも、
浜松の「ビオあつみ」さんで
半額セール中!!


4月に醸造した
賞味期限10月12日のものが
10缶以上も半額で並んでいます。

※上の写真は、長持ちし易い
 "トリプル"のヘイジーIPA。
(狙い通り、クオリティ全然OK)


他にも、同店のビールコーナーには、
同じくWCBのヘイジーIPA
「シングルホップver」をはじめ、

伊勢角やフジヤマビール等々、
有名/マイナーを問わず、
いろいろ並んでいるのですが、

おかげさまで!?
半額で売り切り商品もちらほら。

むむ、ビールに明るい方なら
ここでうまく仕入れて
ビジネスできるのでは??


【ビールの賞味期限】
そこで、ポイントになるのが、
ビールの賞味期限とクオリティの
関係。

"足のはやい"ビールと
長持ちする(むしろ熟成する)銘柄を
どう見分けるか?

・・・経験則と言ってしまえば、
それまでなのですが、
参考になるのは、チーズ!


フレッシュさを楽しむものは、
でから限り早く消費する。
→ブッラータ、モッツァレラ。

一方で、
ウォッシュやパルメジャーノ等は、

賞味期限を
2週間や1ヶ月過ぎたくらいじゃ
まだまだ若僧!?

※変態と呼ばれる、
悪食な食いしん坊・ただけんの
感覚ですので、悪しからず。笑


人も・・・
(もとい、自粛します。笑)

ええ〜っと、伝えたいことは、
ビールと賞味期限の関係
(=各ビールの特色)を理解すると、

おいしい/うれしい買い物が
できる(、ことも)!!

お店側は、廃棄する
(=利益がマイナスになる)前に
投資コストを回収したい。

買い手は、(自分にとって)
価値がある/高いものを
驚くほどお得にゲットできる。

逆に言えば、
お店側が十分なリテラシーを
備えていれば、

「仕入れた商品の利益を手放す」
という失態を防ぐことができる。


たとえば、
僕が飲食店を経営して
お酒を担当するなら、

できる限り長持ちして、
さらに、利益率の高いものを
ラインアップする。

①焼酎、ウイスキーなどの
蒸留酒。
→10年でも20年でも腐らない。

特に、焼酎はモノを選べば、
とびきり美味な本格派の商品も
驚くほどお得な値付けなので、

みんなが嬉しいお酒。
(蔵元が一番ウハウハ!?笑)


②日本酒の
 きもと&山廃、古酒。
→造りのしっかりしたものは
 とても腐り難く。むしろ熟成。

四合瓶のみの銘柄は
利益を取りにくいケド、1升瓶で
お値段2倍ならマストバイ!

※僕の個人的な見解として、

日本酒が1升瓶をやめて
ワインのように750ml
(=四合瓶相当)を基本にすれば、

利益率&ブランドイメージは
恐ろしいほど改善されると思う!
(新政などのように)

750ml/720mlを基本に
特別なボトルとして

1500ml(1升瓶相当)、
3000ml、4500mlなどを
準備し、

価格は、
しっかり2倍超、3倍超と
適切に管理。


③ワインなら、抜栓して
 1週間でも1ヶ月でも
 楽しめる自然派をチョイス。

3日どころか下手すると開けて
1日で元気を失う厚化粧のものは
そもそも身体が疲れちゃう。苦笑


④ビールは、難しいなぁ!
→商材としてお酒の中で
 一番儲けにくい印象。

一番いいのは、
ワイン屋さんがビールも扱うこと。

ワインバーで
1杯1500〜2000円は
決して高い金額ではないので、

(=客層・コスト単価が高い!)

ビールの最大のネックである
「えっ?1本で1000円するの?」
値段で尻込みされるケースが激減!


ビールを理解し、
愛情の深いソムリエさんが
担当すれば、

とても魅力的なコンテンツに!


※先輩が仰っていたのは、
「ワインは既にテキストが確立、
 文化が成熟」

故に、カルチャースクールに通う
生徒さんも講師の数も多い。

一方で、クラフトビールは

「専門家と呼べるプロの数が
圧倒的に少ない」

テキストやスクールを活用すれば、
なんとなく理解したつもりに
なることができるワイン、

飲み比べの試飲会のやうな
イベントも各地で開催されている
ワインと異なり、

「クラフトビールは、
1本ずつボトルを購入して
 体験し、覚えていく」


(テキストや先輩に教えを乞う
 機会がとても限定される中)

地道に開拓して
自分の感覚・言葉で
モノにしていく。

・・・じつは、
気の遠くなるような世界。

(充実したボトルショップの
絶対数も少ないなぁ)

※先輩から、このような話を聞き、
「おや?僕のビールリテラシーも
 捨てたもんじゃない!?」

と、勇気づけられた気持ちを、
2年ほど経った今でも
鮮やかに覚えています☆


・・・・・・・・・・

「ビールと賞味期限」から
あちこちへ寄り道しました
『お酒をめぐる冒険』

いかがでしたでしょうか??
(学校のテキストかっ!)笑

最後に、1つだけ、
「ビオあつみ」さんに伝えたいのは、

(特に地元のクラフトビール
文化を応援してくださり、
とても嬉しいのですが)

フジヤマビールが
廃棄パンで造ったビールを

賞味期限内に売り切ることが
難しくて、結局、半額で販売。
(それでも捌けるのかな!?)

もしも売れ残ったら、
"廃棄した商品の掛け算"になるので
なんだかモヤモヤしてしまいます。


とは言いつつ、利益度外視で!?
(地元の)ビオな生産者の顔が見える
商品を熱心に取り扱う。

凄いお店です!

バイヤーの責任者さん&
経営者さんに、お話を
じっくり伺いたいなぁ〜。

最後までお付き合いいただき、
ありがとうございます★


・お師匠さんと日本酒のお勉強
・浜松で餃子に挑戦
・発掘!"旨安"赤ワイン

などなど、書きたい内容が
溜まっていくー!
(記事が追いつかない〜。苦笑)

「今から30分で
 このクオリティの記事を完成、
 推敲してアップしまーす!」

有言実行。
そんな敏腕記者になりたいなぁ〜。



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