~ビール備忘録~
2017年に、ビアテイスター
&ビアジャッジを取得後、
(より高水準な境地を目指し)
独自にビールの研鑽を重ねている
ただけんです。
研鑽の1つは、もちろん、
日々のテイスティングを通じて
ビールへの理解を深めること。
今回、いただいた銘柄は、
1500年創業、オーストリアの
歴史ある醸造所、
ツィラタールの「シュヴァルツ」
/ Zillertal "Schwarzes"(=黒ビール)
日本で
オーストリアやチェコのラガーを
いただく機会は、
今や
アサヒビールの傘下である
「ピルスナー・ウルケル」を除き、
それほど多くないと思います。
しかし、"ラガー"といえば、
「ドイツ」のイメージが強い中、
じつは、
オーストリアやチェコにも
秀逸な銘柄がチラホラ★
その代表格が、
今回のテイスティング銘柄
ツィラタール「シュヴァルツ」
・・・その魅力は、
肩肘を張らずにクイクイと飲める
"親しみ易さ"と、驚くべき
"高品質/ドリンカビリティ"を
両立していること!
お値段は・・・
ブルワリー&輸入元の意向
(=ブランディング)なのか、
おそらく現地で親しまれる価格
と異なり、我が国では
高級路線なイメージですが...
ドイツを代表する
大衆銘柄の某シュヴァルツよりも
100万倍ハイクオリティです☆ 笑
【テイスティング】
<アロマ>
ハーバルなノーブルホップが
クリーンな草原を想わせつつ、
シュヴァルツ(=黒ビール)ならではの
香ばしさ&ビタネスが
「飲みたい!」欲をそそります♪
<フレーバー>
"シンプル、かつ、複雑"という
相反する魅力を両立し、
やり過ぎず/不足することもなく
"ここしかない"絶妙なポイントを
しっかり抑える、絶妙な味わい☆
※優れたビールの特質の1つは、
ファーストインパクトだけでなく
最後の一滴まで"飲まさる"こと
なのですが、
(=人も一緒ですね!!)
気がつけば、
「ボトル1本空けてしまう」
本銘柄は、まさにそんなビール♪
【ご参考】
皆様、不肖、
日本史の年表を紐解きますと、
このビールが誕生した1500年、
我が国は、室町時代で
ザビエル氏が来日する前です!
この頃から、
オーストリアのツィラタール社は
チロル地方だけの(地)ビールを生産し、
2009年に
「日本におけるオーストリア年」を
記念して遠距離の出荷を開始するまで、
今までチロル州以外には
殆ど出荷していなかった、とのこと。
(by 輸入元/インポーターのHP)
このような
(世界のビールの)歴史を
襟を正して、きちんと学ぶ時、
1994年の法改正により
翌年に20社が製造免許を取得した
ことで始まった、
我が国の、わずか30年ほどの
(原料を今でもほぼ輸入に依存し、
物真似なビアスタイルが跋扈する)
地ビールの歴史、及び、
そのクオリティ/現状について、
僕は謙虚に受け止めたいと思います。
※お師匠さん曰く、
先日、米国系IPAで有名な
国内の醸造所に勤める若者から
「ベルビービールを教えて下さい」
と依頼され、
"デュベル"を提供したところ、
「へぇ~、これがベルギービール
なんですねw」
という返事があったとか。苦笑
...デュベルすら飲んだことのない
(米国系IPA信者の)若者が
地ビール醸造に携わっている事実も
頭痛の種なのですが、
一方で、
お師匠さんにモノ申したいのは、
ベルビービールの代表として
(それも米国IPA信者の若者に)
"デュベル"が正しかったか、どうか...
せめて
(パッとしないデュベルなら)
「トリプルホップ」にするか、
あるいは、
今をときめく米国系IPAとの
"差別化"をしっかり意識して、
カンティヨンの「ランビック」か
ローデンバッハ辺りの
「フランダース・レッド」を
選ぶ必要があったのでは!?
※もう一歩、踏み込むなら、
修道院/トラピストビール
(ex.ロシュフォール)の
"ベルジャン・デュッベル"などの
ハイアル/濃色系も面白そう☆
(繰り返しになりますが)
・・・案の定、
米国系IPAで有名な
国内の醸造所に勤める若者からは、
上述の、
ノーマルデュベルの感想として、
「これがベルギービールなんですね」
という、微妙な反応だったとかw
(そりゃ、そうでしょう!苦笑)
・・・以上、
久し振りにクラフトビールについて
熱く論じるの巻!...でした♪
【ご参考】
2022年8月にレポ―トした
ツィラタールのアルコール度数10%
「ガウダーシュタインボック」
上記のブログでも綴った通り、
次の「ビール巡礼先」は、
オーストリア&チェコの
(ラガー)ビールをめぐる冒険
ですね♪
#ツィラタール #シュヴァルツ
#ビール #クラフトビール
#Zillertal #Schwarzes
#Gauder #Steinbock
#craftbeer #beer
2017年に、ビアテイスター
&ビアジャッジを取得後、
(より高水準な境地を目指し)
独自にビールの研鑽を重ねている
ただけんです。
研鑽の1つは、もちろん、
日々のテイスティングを通じて
ビールへの理解を深めること。
今回、いただいた銘柄は、
1500年創業、オーストリアの
歴史ある醸造所、
ツィラタールの「シュヴァルツ」
/ Zillertal "Schwarzes"(=黒ビール)
日本で
オーストリアやチェコのラガーを
いただく機会は、
今や
アサヒビールの傘下である
「ピルスナー・ウルケル」を除き、
それほど多くないと思います。
しかし、"ラガー"といえば、
「ドイツ」のイメージが強い中、
じつは、
オーストリアやチェコにも
秀逸な銘柄がチラホラ★
その代表格が、
今回のテイスティング銘柄
ツィラタール「シュヴァルツ」
・・・その魅力は、
肩肘を張らずにクイクイと飲める
"親しみ易さ"と、驚くべき
"高品質/ドリンカビリティ"を
両立していること!
お値段は・・・
ブルワリー&輸入元の意向
(=ブランディング)なのか、
おそらく現地で親しまれる価格
と異なり、我が国では
高級路線なイメージですが...
ドイツを代表する
大衆銘柄の某シュヴァルツよりも
100万倍ハイクオリティです☆ 笑
【テイスティング】
<アロマ>
ハーバルなノーブルホップが
クリーンな草原を想わせつつ、
シュヴァルツ(=黒ビール)ならではの
香ばしさ&ビタネスが
「飲みたい!」欲をそそります♪
<フレーバー>
"シンプル、かつ、複雑"という
相反する魅力を両立し、
やり過ぎず/不足することもなく
"ここしかない"絶妙なポイントを
しっかり抑える、絶妙な味わい☆
※優れたビールの特質の1つは、
ファーストインパクトだけでなく
最後の一滴まで"飲まさる"こと
なのですが、
(=人も一緒ですね!!)
気がつけば、
「ボトル1本空けてしまう」
本銘柄は、まさにそんなビール♪
【ご参考】
皆様、不肖、
日本史の年表を紐解きますと、
このビールが誕生した1500年、
我が国は、室町時代で
ザビエル氏が来日する前です!
この頃から、
オーストリアのツィラタール社は
チロル地方だけの(地)ビールを生産し、
2009年に
「日本におけるオーストリア年」を
記念して遠距離の出荷を開始するまで、
今までチロル州以外には
殆ど出荷していなかった、とのこと。
(by 輸入元/インポーターのHP)
このような
(世界のビールの)歴史を
襟を正して、きちんと学ぶ時、
1994年の法改正により
翌年に20社が製造免許を取得した
ことで始まった、
我が国の、わずか30年ほどの
(原料を今でもほぼ輸入に依存し、
物真似なビアスタイルが跋扈する)
地ビールの歴史、及び、
そのクオリティ/現状について、
僕は謙虚に受け止めたいと思います。
※お師匠さん曰く、
先日、米国系IPAで有名な
国内の醸造所に勤める若者から
「ベルビービールを教えて下さい」
と依頼され、
"デュベル"を提供したところ、
「へぇ~、これがベルギービール
なんですねw」
という返事があったとか。苦笑
...デュベルすら飲んだことのない
(米国系IPA信者の)若者が
地ビール醸造に携わっている事実も
頭痛の種なのですが、
一方で、
お師匠さんにモノ申したいのは、
ベルビービールの代表として
(それも米国IPA信者の若者に)
"デュベル"が正しかったか、どうか...
せめて
(パッとしないデュベルなら)
「トリプルホップ」にするか、
あるいは、
今をときめく米国系IPAとの
"差別化"をしっかり意識して、
カンティヨンの「ランビック」か
ローデンバッハ辺りの
「フランダース・レッド」を
選ぶ必要があったのでは!?
※もう一歩、踏み込むなら、
修道院/トラピストビール
(ex.ロシュフォール)の
"ベルジャン・デュッベル"などの
ハイアル/濃色系も面白そう☆
(繰り返しになりますが)
・・・案の定、
米国系IPAで有名な
国内の醸造所に勤める若者からは、
上述の、
ノーマルデュベルの感想として、
「これがベルギービールなんですね」
という、微妙な反応だったとかw
(そりゃ、そうでしょう!苦笑)
・・・以上、
久し振りにクラフトビールについて
熱く論じるの巻!...でした♪
【ご参考】
2022年8月にレポ―トした
ツィラタールのアルコール度数10%
「ガウダーシュタインボック」
上記のブログでも綴った通り、
次の「ビール巡礼先」は、
オーストリア&チェコの
(ラガー)ビールをめぐる冒険
ですね♪
#ツィラタール #シュヴァルツ
#ビール #クラフトビール
#Zillertal #Schwarzes
#Gauder #Steinbock
#craftbeer #beer