花と和歌とワインと / Everlasting

2020-06-08 | (クラフト)ビール / (Craft) beer
(※静岡シリーズはお休み)

毎朝、その溢れんばかりの美貌で
僕を元気にしてくれた、ご近所の
サツキさんが萎れてしまった。


ふと、9世紀の歌人で
絶世の美女と謳われた小野小町が
残した歌を想う、

花の色は うつりにけりな
いたづらに
わが身世にふる ながめせしまに


※リンク先は、
「ちょっと差がつく百人一首講座」
さん。

そして、
昨夜いただいたワインのことも。

Michel Guignier
"Moncailleux 2014"
/ ミシェル・ギニエ「モンカイユ」




・仏ボージョレ
・ガメイ100%
・ムーラン ナヴァン プティット
オゼイユの樹齢60年を超える
古木の葡萄のみ

6年の熟成を経ても、とても可憐で
特にアロマの、内に秘めたる
生命力の豊かなこと!

しかし、ボトルの半分まで飲み進め、
どうしても感じてしまうのは、
「もう1~2年早く出会いたかった」

ピーク時の、最高の状態/美しさを
想像できるため、
なんとも切なくなってしまう・・・

(なーに言ってんだか!!笑)

数日後、きっと僕は、
あんなにも美しく心を奪われた
サツキさんの存在を忘れてしまう。

「もう1~2年早く出会いたかった」
ワインのことも。

一方で、小野小町の詠んだ
「花の色は~」の歌は、
こうして折に触れて思い出すだろう。

1,000年もの時を超える言葉を
僕も紡ぎたい。
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