墓石クリーニングの女

お墓と向き合うことで『大切なもの』を日々感じながら、あつく生きる女…それが、アタシ。

じょに~竹中と愉快な熟女たち その1

2015年09月07日 | ボランティア


この2年間通い続けている南相馬。

今回は、じょに~竹中と愉快な熟女が四人、笑いあり涙ありの珍道中でした!

みんな、5日の朝は四時前に起き、6時には埼玉を出発、開通した常磐道を使い、南相馬に入ります。

福島に入ると、除染袋があちこちに並んでいます。
放射能計測器もあります。







車内はこのくらい


高速を浪江でおりると、未だ町はゴーストタウン。
それぞれのお家の前、お店の前には柵があり、草がぼうぼう。





そして、信号は点滅、通行止めの道にはお巡りさんが立っています。



少し走ると、津波が来た境界線があり、その先には直ぐ近くに除染袋の山、壊れた住宅は相変わらず放置されています。











何度も見た風景ですが、慣れることはありません。

さて、今回の第一のミッションは、小高地区のご自宅を片付けるお手伝いです。
踊りの先生をやっているAさんのお宅に着くと、除染作業をしている人があちこちにいました。
こちらのお宅は、作業済み。









部屋の中に入ると、畳はブニョブニョになっていて、湿気とカビ、ホコリが凄い状態です。

お話を聞くと、一年数ヶ月は自宅には戻ることができず、着の身着のまま避難所生活をして、家に戻っても防護服を着て数時間、ちいさな袋に入る物だけしか持ち出せない。

あれから四年半。
放置された家には、虫やネズミ、コウモリや青大将まで入り込み、湿気とカビで建物は勿論、置いていった服や布団なども傷んでしまっています。

そして、それらの帰宅困難地域も来春解除され、一年かけて仮設住宅をでなければいけません。

帰りたいと思っているとの声が沢山ありました。
しかしながら、今回片付けを手伝って、帰っていいよ~じゃ、帰ります。と、簡単に家で暮らせるなんて、ありえないんだと知りました。

家を片付け建て替えしたい人も、資金の準備は勿論大変だし、大工さんや工務店は順番待ち、東京オリンピックでゼネコンも忙しいし、なかなかこちらまで手が回らないんだべ、とのことです。

私たちに出来ることはこんなことくらいだけど、家財道具を仕分けし、新居で使える物を箱詰めしてきました。







続く(≧∇≦)





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