もしかしたら「日本」じゃないのかなって?
ほら、日本列島の形は、あれは…『龍』だって言われるじゃないですか。
龍が昇っていく形。
わたし、この意味ありげな夢について色々考えたんですけど、どうもこの壮大さが私っぽくないなぁって(笑)
自分で言うのも何なんですけど、とても『龍』とご縁があるとは思えませんもん。
龍って何なんだろう?何を意味してるんだろう???って、しばらくずっと頭の隅にあったんです。
で、あるときふと
「日本列島のかたちは、あれは龍のすがた」
という言葉をどっかで聞いたな、って思いだしたんですね。ドコで聞いたか忘れたけど。
日本列島が龍・・・昇っていく龍?
昇るどころかいまの日本列島は瀕死の龍じゃないのかと。
地震、津波、原発、停電、余震、日本各地で目を覚まさせられたみたいに起こる地震
昇る龍のすがたか?これが。って。
でも、
報道などで、地震の被災地にようやく支援の手が届きつつあること
困難と言う言葉では片付けられない状況下で使命感を持って任務に就く人々
一番つらい思いをしている被災地の人たちが、
自らも被災者である人たちが、
傷ついた人、弱い人を守って、自分が出来ることをやろうと頑張っている姿を見るとき
被災地から離れたところでも、
被災地の人たちと、そこで今も活動を続ける人たちのために、皆が祈っている。
自分にもできることはないかと必死で考えている。
東京は暗いんだって。あの東京が。電車も少ないって。
「節電」という言葉についてこれほど真剣に考えたことがあったか・・・ないよね。皆、口では言うけど実行なんかしなかったよね。私もさ。
それがどう?暗いんだってあの東京が。
暗くても生きていけるんだよね。ってことだよね。電車が走らなかったら、歩く、自転車で行く。
文句言ってる人、いないよね・・・?それって凄いよ。だってあんなに東京は便利だったのに。
田舎の鉄道みたく『一時間に一本』じゃないんだよ?そういう生活ができていたのに、出来なくなった。
そりゃもうどんだけ不便に思うかって。
でも、みんなちゃんと受け入れてるんだ、スゴイなって思う。被災地の人たちの事考えたら、それぐらい当たり前だよって
そのくらい我慢するよ、ってこと・・・だよね。
電気点けたくても点かないんだ、使いたくても使えないんだって事もあるかもしれないけど
でもこっち(北陸)でも皆が節電しようと努めている。色んなところにあった、無意味な電光掲示板が消えてる。
いつも夜中じゅう煌々と光ってたコンビニの電気も消えて辺りは真っ暗(笑)田舎だからね。
停電地区とは関係なくても、皆がこれをきっかけに『考えた』ってことですよね。
直接は関係なくても、被災地の人たちの事を想えば、何もしないではいられない、そう言う事だと思うんです。
日本中の心はいま、被災地に向かっていて、
なおかつ、日本という存在そのものに向き合っているように思える。
日本に降りかかった未曽有の災害を前にして、今、ひとつにならならないでどうする!って、
心の中の声に耳を澄ましているような。
ずっと考えないでいたこととか、目をそらして向き合わないように、知らないふり気付かないふりをしてきたことに対して
真剣に向き合おうとし始めているのじゃないかって。
こんな危機的状況、日本はこのまま沈むのじゃないかとさえ思える状況、なのにそれは逆に日本を固いものにしつつある様な気がしませんか?
・・・この事が起きる前まで、あきらかに日本人はバラバラだったと思います。自分の事しか考えてなかった。
親はわが子を殺すし、子は年老いた親を捨てその死も知らず平気で居られる。
それこそ、災害なんか起きなくても死に体だった。精神的に死にかけだった。
まさかこんなに心をひとつに出来るなんて、誰も思ってなかったんじゃないのか。
この結びつきは偏に、たくさんの「失われたいのち」が生み出したもの・・・。
たいせつにしていかなければ。たいせつに育てる義務が、今日も生かしていただいている私たちにはあるはずです。
そうすることで日本という龍はまた昇っていけるんじゃないのかと。
あの夢の中でどうしよう、どうやればいいんだろう?って唸ってたのはワタシじゃなくて、日本そのものなのかも。
試行錯誤しながら、それでもいつか必ず龍は復活して、上を目指していく。
次から次へと降りかかる災害に負けず闘うひとたちと、生きようと闘う人たちがいて、そしてそこに想いを寄せる事ができるのなら
きっと立ち上がれる。龍は昇る。そう信じられる。
とっても強い国なんだと誰かが言われていました。
負けても負けても立ち上がる国、
それが日本なんだと…。
現代人のなかにどれだけ「愛国心」があるかはわかりませんが、
それでも、色んな事を考えて動いている人達がいるし、
支え合おうとしている人達がいて、
前に少しでも進もうとしている人達がいる。
まだまだ捨てたもんじゃないな、日本も!!
って思える事も今回の大災害の中に思える事がありました。
だからきっとまた天駆ける龍の如く、
丸い地球の海の中にぽつんと昇龍が現れる!!
私はそう信じてます☆
その後も毎日更新されているような原発での耳を疑うような数値に、どうなるんだろう・・・と不安を払しょくできない毎日ですね…。
でも、負けてられませんよね!
米軍と共同で展開中の作戦「オペレーション・トモダチ」って聞きました?
人ってちゃんと助け合いながら生きられるんだよって、教えられてるみたいです。
こうした支援活動の中で米軍の存在感が大きくなることに、穿った見方をする向きもあるようなのですが
そんなこと言うならお前は被災地に行ってなにかできるのかと聞きたいですね。
まずは素直にありがとうと言わなくちゃ!私たちができるものならしたいけど、
現実には私ができることなんかまるで無くて、ただやきもきしてるだけ
ヘリで飛んで行って、孤立集落も探しつつ支援物資をテキパキと運んでくれる姿に、何らかの政治的思惑を見ようだなんてどんだけ哀しいのよと。
できない私(たち)の代わりに頑張ってくれている、それでいいじゃないかと思うんです。
私たちがしてあげたくてもできないことをしてくれてありがとう、って、それでいいですよね!