今度生まれ変わったら 貴方の楽士Aになりたい

三国志、呉の大都督・周瑜様をコテコテに持ち上げまくるぶろぐ。
「蒼天」周瑜様の死亡フラグが怖い今日この頃・・・

敵を立ち読みする。

2010-08-10 | 三国志
立ち読んだんです。なんだっけ、「諸葛孔明のどーたらこーたら」と言う本を。(ものすっごい雑な紹介だな)

孔明殿がどんなに素晴らしいか、彼がどれほど優れた軍師であったか、とか、延々書きつづられていて、
それでいて「正史」の孔明像についてもちゃんと触れているという、
勇気あんな~、というか、自らジレンマのサイクルにハマりこんで行っているというか、
まあ、「うんうん、孔明好きなんだね、分かるょ、好きだっていう事は」的な御本でした。(わかんないって)

正史に触れてしまっているということもあって、演義ネタを紹介するにあたっても「しかし、これは演義のフィクションであり・・・」と注意書きしたりしてまして、
「お・・・思い切った真似をするね、君」と、逆に心配になったりして。

ファンなんだけど、案外冷静な著者なのかな・・・と思っていたその矢先(笑)

「空城の計」の一件について触れたくだり、

これは完全な「演義」のフィクションであり、正史には一切そう言った記述がない、しかし、

「そういった虚構すら諾として受け入れられるような素地を孔明は持っていたということであろう」

だって。

つまり、ぶっちゃけウソはウソなんだけど、なにしろ孔明が神的に凄いからそんなウソもホントの事と思われちゃうってわけ。って感じでしょうか。

・・・ほめてるのかけなしてるのか何かもうよく分かんないんですが

なんだかこの文を読んで、土地と言うモノは徳のあるものにつくのだ とゆー苦しい言い訳(開き直り?)に近いものを感じてしまいました・・・(笑)


それにしても、

演義のスゴイ孔明は半分でたらめなんだけど、そんなでたらめも本当だと思わせてしまうところがスゴイ、
って・・・





ほめてないよ、それ、もう(笑)    ・・・つーか・・・・・・詐欺的商法なんじゃ・・・・



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6 コメント

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うわぁ~・・・ (BONDS)
2010-08-11 01:57:44
ほぼ詐欺じゃないですか~っ! どちらかというと、ラカンチューとかいう人がデタラメ創っちゃって、それを勝手に信じちゃってる、って感じですよね。 ・・・今思ったのですが、実は孔自身は、被害者だったり・・・なんてことはないでしょうか?
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〉BONDSさま (つゆだくです)
2010-08-11 12:39:40
陳寿は敬意をもって孔明を表したのに、わけのわからないドリームというか伝説のような尾鰭がついて、
今となってはその尾鰭の華々しさが逆にかれの負担になっているよーな気がしますね(笑) 

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諸葛亮って… (南極堂)
2010-08-11 22:21:04
どうも南極堂です。

演義の諸葛さん、詐欺すぎますよね。
っていうか「そういった虚構すら…素地を孔明は持っていた」ってうらをかえせば、その辺りの時期に史実として残るような目立った活躍をしてない、というのでは…、と深読みしまいますね。

というか、最近横山三国志を読み返して気になった諸葛亮の台詞が一つあったんですね。
曹操、孫権が組んで荊州を攻めるという場面での一言
「わたしは曹操がこう来ることがわかっておりました」
じゃあなんで関羽が戦死したんだ? と思うような発言です。
本家演義にもこの台詞はあるようで、作者(羅なんとか)が諸葛亮の天才さをしめそうとして失敗してしまったようなものですね。

民間伝承とかでは諸葛亮の活躍をしめそうとして、逆に悪役っぽくしている例もあるそうです。
たとえば南征で、孟獲を逃がす時、金を要求して蜀の財政の苦しさを解消しようとした…、とか(出典:図解雑学 諸葛孔明)。

あと関羽信仰のとき書けなかったですが、関羽の演義にかんする興味深い民間伝承があったので、あらすじを書いときます。
『関羽が曹操のもとにとらわれていた時、劉備の奥方に手を出してしまった。羅貫中はこれの話を演義に載せようと思い書いていたところ、関羽の霊が現れ、書かないよう羅貫中に頼んだ。羅貫中はなおも書こうとしたので、関羽は青龍偃月刀で脅した。これ以降、羅貫中が関羽のことを書こうとすると関羽の霊が現れ、自分に不都合なことを書かせないよう脅していた』(出典:三国志演義大事典)

意外と演義の諸葛亮もこんな感じに脅してたのでは? と思ってしまいますね。

なんか、ながながとかいてすいませんでした。
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>南極堂さま (つゆだく)
2010-08-12 00:11:09
スゲーーーーー!!!(爆笑)

作家を脅して自分の都合に良いように書き直させる関羽すげーーー!!(笑)

それは考えなかったなぁ・・・・・
もしかすると、ら(以下略)も、書きたくてあんな捏造小説を書いたわけじゃなかったりして(笑)
入れ替わり立ち替わり孔明や関羽や劉備が出てきて
「変な事書きおったら、末代まで祟ってやる故・・・」
とかなんとか、睨まれまくっていたのかも。。。(笑)


>「わたしは曹操がこう来ることがわかっておりました」・・・

分かっててなにも手立てを講じなかったんだから流石よね。元々殺す気だったんじゃ・・・
馬謖の事も殺すつもりで配置したんじゃ・・・
あ、それを言ったら夷陵でも
劉備死んでもいいや、止めるのめんどくせえ、って思ってたんじゃ・・・
馬良もついでに・・・とか思ってたんじゃ・・・

ホントのホントに天才軍師なら、こいつら全員死んでませんよね。
助けてやれよ!お得意の「先読み」で。
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Unknown (ソンゴスキー)
2010-08-14 14:15:16
こうやってご都合主義の虚構の英雄に祭り上げられて、諸葛亮自身はあの世でどうおもっているのか?
もし彼が本当に立派な人物ならば、こんなの恥ずかしくて喜べないだろうし、もう止めて!って思ってるかもしれない。
でも諸葛亮自身、自分を管仲や楽毅になぞらえていたほどの身の程知ら(ゲフンゲフンフン)なので、案外と喜んでるんじゃないか?って考えたら、余計イラっとしてきたw
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>ソンゴスキー様 (つゆだく)
2010-08-14 18:12:54
はははは(笑)
イラッときてるソンゴスキーさん面白い!!(笑)

褒め殺し?ですかね。生真面目なヒトっぽいから、
喜んではいないのではないでしょうか・・・・。
あの世で、魯粛や周瑜に
「へぇ~、君一人の手柄だったんだ、天下三分って。だってさ、公瑾」
「まじで?知らなかったな、じゃぁ赤壁でも俺達、君のお陰で勝利できたってわけだ」
「私なんか、手を出す必要なかったね、いやぁごめんごめん」
「そうそう、わざわざ呼びに行かなくたってね、千手先までお見通しなんだから」
「その割になかなか勝てなかったんだね」
「バカ、子敬、違うんだよ、あれはみんな『他の奴らが無能だったから』なんだよ。ね?孔明君」

とか言われて
真っ赤になっててくれるんなら赦してもイイです(笑)
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