周瑜さまの扱いに関してはもう
長年のposttraumatic stress disorders 状態ですから。
未だに、
基本、信用してないです。(どんだけ疑り深いんだ?笑)
最近は、三国志雑学本とか、ムックでも、周瑜さまがこてんぱんなものはほとんどないんですけど
長年にわたって味わわされてきた屈辱的な扱いは心に深く深く
深ぁーーーーく刻み込まれ(どんだけ)
もはや消しようがないのです・・・・・!!
油断して、
精神的に無防備な状態で万が一
周瑜さまをこてんぱん扱いした 読解本なんかを見てしまった日には
立ち直るのに数日は要するんだもん!!
(←アホ)
それでもやっぱり、見たことない三国志本に出会ったら中身はチェックしないといられないし・・・
(もう大体出尽くして中身はみんなそれほど変わらないんだけどさぁ。←ヒドイ事をさらっと言う)
本を手に取ったら一番最初に
「周瑜公瑾」 のページをチェックです。
最初の方で「周瑜は孫策とともに呉建国の礎を・・・美周郎と呼ばれ・・・人望が・・・」など、周瑜さまの事績をきちんと書いてあっても油断してはいけません
なぜなら、
赤壁のあたりから
解説が急に怪しく なってくることがあるからです!!
三国志に関する本を書かれた著者さん方は、三国志本を出せるくらい三国志がすきなんですから、
当然のことですが、贔屓の派閥がある。
三国志全体の読解本を書いたんだけど、俺は基本魏が好きなんだよね、とか、やっぱ蜀でしょ、とか、いやいや呉がサイコーですよ、とか
著者さんにも(大まかにわけて)三種類あるはず。
蜀寄りな三国志本・魏寄りな三国志本・呉寄りな三国志本・・・
そ こ が 重要になってきます・・・
蜀寄りな著者さんだった場合、
正史の記述にしたがってまとめてあっても、
どさくさにまぎれて
演義のエピを持ってこられることがある・・・!
「演義では」と注が付いていればまだしも、正史引用と正史引用の間に、
さらっと演義ネタを入れてあったりして
ちょっとちょっと!そういう書き方すると
まだ深く入り込んでない読者が読んだら誤解するでしょ――――!!って事があったりする・・・
特 に 赤 壁 は !! (笑)
たとえば・・・
もう、今時「孔明が風を吹かせて魏船団を炎で沈めた」などというネタを持ってくることは、
さすがに・・・いくらなんでもあまりにもあまりなので(なんだそれ。笑)
ほとんど見なくなりましたが
すると
「孔明は長江周辺の風土を調査して、いつ頃風が吹くか分かっていたという解釈があり・・・・・」
と来る。
それじゃまるで、
いつ風が吹くか孔明に教えてもらったみたいじゃないか!!
いや、孔明が調査して知っててもいいんです。
でもね、それくらいのことを
周瑜さまが知らなかったとでも?
教えてもらわなくったって知ってたでしょうと!!
そして、教えてもらわなくても周瑜は知っていただろうということは書かずに
孔明は分かっていたようだ、という点だけを(無意識にか、意識的にか)強調する。
そーゆートコってさぁ・・・、呉ファンには
物凄い太字で目に入ってくるんだよ・・・
そんな小さいこと、気付かなきゃいーんだけど(笑)気づいてしまうのね~。
で。
風は吹くのか?それはいつなのか。について。
周瑜さまが、情報を収集し整理し活用することに長けていた事はまぎれもなく事実・・・
・・・ってゆーか・・・、調査も何も…
地元なんだから! (笑)
教えてもらわなくても分かってます。何年ここに住んでると思うんだ。
何年水軍を調練して河の上で過ごしたと思うんだ!!と!!
孔明、割り込んでこなくていーから!って思っちゃう(笑)
何もしてないじゃん・・・
何もしてないのに、赤壁の勝利がぜ------んぶ孔明のモノ的に思われてたら
そりゃ呉ファンは黙ってられないでしょうと。
孫権を説得した?
決心させたのは周瑜さまだってば・・・
孔明は「劉備組は孫軍と一緒に戦いたいと思ってますよ」ってお使いしただけなんじゃないの?
孔明、周瑜さまに命を狙われるようなことしてないでしょ?
劉備のことは「あいつはヤバい」と見抜いて、孫権に忠告したりしてるけど。
孔明のことじゃなくて、劉備を『龍』だって言ってるじゃん。ねぇ。
・・・・もしかして周瑜さまって、劉備と仲悪かった・・・・・?(笑)
劉備にはキツイこと言ってたよね。
赤壁開戦直前「話があるならそちらから来たらどうですか。私は忙しいので」とか「いや別に話し合うことなんかないし、黙って見ててくだされば結構」みたいなことを。
あの・・・キツくないですか・・・それ?
周瑜さま・・・
自分のことをおおっぴらに嫌って悪口言いまくってる人物にさえ、(誰とは言わんが)
礼を尽くして応対できるくらい
オ ト ナ な周瑜さまが!
その言い方はいったい・・・どうしちゃったんですか?
・・・そんなに嫌い?劉備のこと(笑)
周瑜様らしくないよね、そういう毛嫌いっぷり。しかも態度に出しちゃうなんてさ~
でもぉ・・・
そーゆー周瑜さまも・・・・
カワイクていいです・・・ぽっ ←なんでもいいのか。笑
それを根に持って(かどうかは知らんが)孫権に根も葉もないこと吹き込んだりする劉備。
そして遺言に「劉備は信用できない、十分注意してください」と書き残す周瑜さま。
ほんとに仲悪いな・・・・
前世になんかあったんじゃないの?(笑)
この感じだと、周瑜さまは最初から
劉備の方を敵視してるみたい?
孔明をじゃなくて。
このへんのエピソードが「孔明の才能をねたみ、激しく敵視して殺そうと企む周瑜」像のもとになったのかな~。
それも、劉備が直接周瑜と火花散らし合うと、
劉備=徳(温和・人の好い天然) のイメージが壊れるから、ワンクッション(笑)置いて、
劉備の軍師vs周瑜 ってことになってったとか。
・・・だったら孔明も気の毒かも。自分は悪くないのに、周瑜ファンに目の敵にされて・・・(笑)
ああ・・・またテンションあげてしまった。(苦笑…)
・・・そんなカッカしなくてもいーじゃん!って、蜀ファンは思うんでしょうけど・・
呉ファンにとってはスゴク大事なとこだと思うんだよね・・・。
「だから呉ファンはウゼー」とか言わないでほしいな~。
好きなんだよ!!呉が!!(笑)
結局周瑜は嫉妬されたんだよね。あまりにも素ん晴らしすぎて、と同意してくださる方は
おひとつポチッとお願いします