ちーむ☆ものくろ

黒色ダップー犬と飼い主の日々のつぶやき。
ときどき白黒ネコと茶色の犬の話も、ね。

想い出 クーさん

2013-05-01 | ミュウさん・クーさんのこと
GW、空を飛ぶツバメが急に増えてきました。
ご近所の巣にも今年も戻ってきて子育ての準備が始まっています。
なかにはもう黄色のかわいいくちばしをのぞかせてる巣もありますね~。
頭がまだ産毛でぽわんぽわんしてて、とってもかわいい。

ツバメといえば、この窓辺。

我が家の二階の窓。
去年の春までクーさんが朝から夕方までツバメを見ていた窓。飽きずに毎日見てたっけ。
網戸越し。
ツバメも網戸があるから襲われないと分かってるのか、クーさんの頭よりも上あたり、器用に網戸に止まって。
「触れるもんならさわってみな~」って、クーさんをからかっているみたい。
クーさんはこれでもかってくらい背伸びして、手を伸ばしてツバメを触ろうと必死。その姿がかわいかった。
グーにした手がかわいかったよ。
今年もツバメは来たけど、クーさんはいない。殺風景な窓辺。

クーさんは鳥が好きだったね。庭に来た雀やヒヨドリ見てはちいさく「けけけけけ」って言ってたね。
あんまり好きみたいだからオットさんがこんなものを買ってあげた。

いろんな鳥がでてくるビデオ。
「ねこちゃんがビデオに夢中になってる20分間、飼い主さんは安心して仕事ができます」なんてふれこみ付き。
ほんとにクーさんは画面にはりついてたよね。おかげでかーちゃんは家事がはかどったっけ(笑)
今はこのビデオ、引き出しの奥だよ。誰も見るひとがいないんだもの。

クーさんはミュウさんと仲良しだった。
ミュウさんがいなくなってさびしくなっちゃったんだよね。
ミュウさんが逝ってしまってから、ゆうらが来るまでの3か月間、クーさんは体調がよくなかった。
情緒不安。自分の体毛、あちこちむりやりむしって、さらに真っ赤になるまで舐め続けた。
見ていて痛々しいからだに。舐め防止のためにばーちゃんが布のカラーを作ってくれて。治ってははずし、再発してまた着けて。くりかえしてたね。

いやがることもなく。いつしかそれを付けてないと変だよってくらい似あうようになっちゃったね。
病院にも着けて行って、先生や看護師さんに「かわいい」って言ってもらったね。
ゆうらが突然やって来て、わちゃわちゃさせて、クーさんに気の毒なことしてるかなって思ったけど。
クーさん、元気を取り戻して、ゆうらのこと面倒見てくれたからうれしかったよ。

19才。もしかしたら20才。
スリッパと同じくらい小さくなっちゃったね。

細くもなっちゃったし。
もっともっと長生きしてくれてもよかったのに。
でも、頑張って生き抜いたよね。
犬ばかりに目が行ってた私に猫の良さをたくさん教えてくれたクーさん。
猫も好きになったよ。でもね、クーさん以上の猫はいない。これからもきっと。


梁の上からリビングの私たちを眺めるクーさん。
今はもっと高いところから見てるのかな。

ありがとね、くーさん。ずっとずっと一緒だよ。