しかし、全く視聴してるのが被っていない(笑)。こんなに被らないのは初めてじゃなかろうか。
POP TEAM EPICは視聴し続けてるが、ぶっちゃけ、クオリティ的には前期よりも大幅に落ちている。要するにハチャメチャ具合が前期より足りなくて、ある程度ルーティンが読めるようになってる、って事だ。
前期は、実写率も高く、フランスにアニメの発注したり、ワケが分からんかった(笑)。まさしく「どこに転ぶのかサッパリ分からん」制作自体が可笑しかった、って事なんだけど、今回はルーティンがハッキリしてる。「斜め上に行く」のが全く無いんだ。
多分前作より予算がなおさら減って(笑)、それもあって企業コラボが多い、とか、一種CM的な作り方をせざるを得ないのが二期の限界なんかな、って思ってる。
いずれにせよ、「メチャクチャやりたい放題だった」第一期のような作風を期待して観ると肩透かしを食らう、ってのは間違いないだろう。いや、喰らい続けている(笑)。
やっぱなぁ、こういう単発企画が活きる作品、って一期がウケたから、って二期が上手く行くたぁ限らねぇんだよな。メチャクチャやって手応えがあって、でも「一作で終わっていいから」メチャクチャ出来たわけであって、ウケを気にして「同じ様にメチャクチャしよう」としても人間なかなか出来ないから、だ。
なお、主題歌も前作の方が良かった。上原すみれはカエルだが、キャッチーな歌を謳ってたんだけど、蒼井翔太は単にゲイ臭い。
キングレコードが推してるのは知っている。
でもホモにしか見えないのだ(謎
「新米錬金術師の店舗経営」。小粒な佳作だ。
原作はこれも「小説家になろう」の掲載小説。完結済みだ。
コメディ色が強い、プチ百合な話だが、アニメはその辺は抑えている。
原作は最後は女性同士で結婚、とか言うエンディングになってて意味が分からん(笑)。
まぁ、百合は嫌いじゃないんでこんなモンだろ。
「陰の実力者になりたくて!」。これも「小説家になろう」掲載作だが未完。角川による書籍化が成されたせいか、更新が停滞気味で、多分そのうち消えるだろう(笑)。
多分今回、恐らく一番の問題作なんだけど、実の事を言うと演出が間違ってるせいだと思う。
原作読んでみれば分かるが、これは実はブラックコメディなんだ。
主人公はハッキリ言えばキチガイで、「核兵器に勝つくらい」自分を鍛えたい、って人間で、それで命を落として異世界に転生してしまう。
そしてこのキ印は、「陰の実力者」と言う、モブのクセに実力がある、って物語上の設定に憧れていて、その為の「ごっこ遊び」に関して人を殺すことさえ厭わない。
言っただろ?キチガイなんだって(笑)。
ところが、本人が「ごっこ遊び」のつもりで設定した敵が、実は本当に実在していて、本人は全く気づかないウチにその「悪の秘密結社」との戦いに巻き込まれてしまう・・・。
うん、設定見ると実は秀悦な設定なんだわ。このキ印主人公が冗談で作った「自分の組織」がシャドウガーデンで、本人は冗談のつもりだったんだけど、助けたエルフや獣人はマジメにシャドウガーデンと言う組織を運営しちまって、そして「実は実在してました」な悪の秘密結社「ディアボロス教団」と戦う事になる。
しかし徹頭徹尾主人公は「ディアボロス教団」なんざ実在してるなんて思ってない。でも「ごっこ遊び」に熱中してる主人公は「正義の為に」戦うわけでもなく、自分の趣味の為に、言っちゃえば「快楽殺人」を犯していくわけだ。
そう、この設定ってのは「コメディ」だから成り立つんだけど、アニメの演出はその辺の「コメディ性」を良く分かってなくってやってんじゃないか、と言うカンジになっている。スタイリッシュに「殺人を犯す」主人公を「カッコ良く」描く事が果たして視聴者に受け入れられるのか・・・・・・。
いや、別にモラルがどーの、って言ってんじゃなくって、ホントに単にキチガイな主人公が人を喜んで殺す話だ、と解釈されるんじゃねぇの?って言う事だ。全く主人公に共感する事もなく、「何なんだこれは?」となるんじゃねぇの、と。
原作を知ってるならいざ知らず、話のコアが誤解される可能性があるアニメなんだわ。
繰り返し言うが、これは元々はブラックなコメディなの。真に受けるような話じゃなく、「フザけた主人公」がマジなシチュに気づかれずに巻き込まれていく話なんだ。
その辺、このアニメは演出をそもそも「間違ったまま」やってる可能性がある、って事だ。ある意味今期一番ダメなアニメだろう。
と言う辺りが今期主に観てるアニメかな。
あと、「うる星やつら」は正直期待はずれなんで、今は割にどーでも良くなってる、って事を付け足しておく。
1年やるらしいんで、今後盛り返すや否や。
個人的には失速していきそうな気がしてるけどね。
