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Retro-gaming and so on

人間不信の冒険者たちが世界を救うようです

今期のアニメは豊作だ!と喜んでいたが、何本もコロナ禍による制作遅延と放送延期の憂き目に合っている。
なかなかトラブル続きの今期だ。



さて、今回紹介するのはそのコロナ禍にも今んトコ負けずに放送している一本。
人間不信の冒険者たちが世界を救うようです」。駄作塗れの最近の角川系に於いては珍しく面白い。
原作は例によって「小説家になろう」掲載作だが、これまた例によって更新は滞ってる。
プロット的には流行りの追放モノなんだけど、追放された4人がパーティを組む、ってのが温故知新な作品だ。
温故知新だって?
うん、だってそれってブレーメンの音楽隊じゃん(笑)。
つまり、作者が意図してたかどうかは知らんが、なろうでの「流行りの」「良くある設定」を弄ってやろうとして弄り過ぎたら何か古典的な童話と同じプロットになってしまった、と(笑)。
と言うわけで、ストーリー的には「ブレーメンの音楽隊」の冒険者版、って一言で説明が出来る(笑)。そういう話だ。

もう一つの特徴は、第4話以降に登場する「聖剣キズナ」の能力。「心から信頼し合う仲間同士」が使うとその仲間同士が合体して一体となり強化される。





このプロットを見ただけで往年の特撮ファンは狂喜乱舞するだろう(笑)。

バロム1じゃん!」
ウルトラマンAじゃん!」

と(笑)。

バロム・1(さいとう・たかを原作)

あるいは、往年のアニメが好きな人はこう思うかもしんない。


と(笑)。

マグネロ ボガ・キーン

↑間違い(謎

まぁ、本当にそうなんだかどうだか分からんけど、設定を弄りまくってみたら超古典的になっちまったと言う事だとするとそれだけでまず面白い(笑)。そもそも、特撮/アニメに於ける「合体変身」自体が、ある種、特撮変身ヒーロー物とかそのテのアニメのワンパターン展開を崩そうとして「合体」って要素が入ったんだよな。
時代を経て、なろうの「追放モノ」のワンパターンを崩す戦略として、確かに「合体は有効」だろうと思う。
しかし、それらコンセプト的な事に付いて、こういったおちょくったようなツッコミは書けるが、それはそれとして単純にこの話は面白いと思う。
主人公のニック以外は冒険者業は殆ど素人で形成されていて、でも徐々にパーティとして連携が取れて、色んな依頼をこなして成長していく、と言う設定が良い。
ホンマ、久々に角川系にしては「アタリ」だと素直に称賛出来るアニメだ。


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