ナグザットから販売されたしょーもないビデオゲームメーカーコンパイル制作のPCエンジン用ピンボールゲーム。
そして、PCエンジンが発売されたのが1987年10月30日、エイリアンクラッシュが発売されたのが1988年9月14日なんで1年待たずに発売されたソフトだ。
PCエンジン17本目のソフトであり、ナグザットはナムコに続き、2番目のPCエンジンサードパーティとして名乗りを挙げ、また、ナグザット自身の家庭用テレビゲーム参入第一弾である(※1)。
それなのに・・・なんかこういう全面的にキモいっつーかグロい、っつーデザインが成されている。
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なんかミミズだが蛆だかがのたくってるようなタイトルだし。
脇を見ると鉄製の皮が剥けたチンコみたいなヤツもいるし。
後年、ギャルゲマシンと揶揄されるPCエンジンのゲームとは思えないデザインセンスだ。
これはナグザットのセンスなのだろうか、それとも開発担当のコンパイルの趣味だったのだろうか。
ところが、どっこい、実はこのゲーム(と言うか、このシリーズ)、諸外国でも評価が高い。
PCエンジンは北米で、TurboGrafx-16と名前を変えてリリース(1989年10月29日)されるが、このエイリアンクラッシュはローンチタイトルの一本となっている。
なお、TurboGrafx-16自体は北米ではビジネス的には失敗してるが、一方、このピンボールのシリーズは衝撃を与えたらしい。と言うのも、ピンボールのようでピンボールじゃないから、だ。
と言うか、今までのビデオピンボールの流れを見てみれば分かるだろう。欧米では「如何に物理的なピンボールをリアルにコンピュータ上で再現するか」にある種腐心してきたわけだが、ここで殆どはじめて「ビデオゲームならではのピンボール」が登場したわけだ。これが初のケースかどうなのか、は知らんが、いずれにせよ大きな衝撃だったに違いない(アメ公好みの「リアル」で「キモい」し)。
なお、このゲームもモニタ二画面程の大きさを持つ「ピンボール」だが、前に見た「ピンボール ピンボール」や「ピンボールファンタジーズDX」とは違って「スクロール」はしない。その代わり、画面が「切り替わる」という方式だ。
「ピンボール ピンボール」や「ピンボールファンタジーズDX」と違って見やすいとは思う。
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※1: 本体は加賀電子と言う割に大きな会社で、ここのブランド名がTAXANである。
ナグザットとはこのブランド名TAXANを逆読みしただけ、だ、と言うのはその筋には割に有名な話(NECの取引相手だったのだろうか?)。
そしてNAXATブランドで長くPCエンジンのサードパーティとして活躍していく。