ハッキリ言うと、このゲームに付いてはこのブログで書くことは殆どないと思う。色んなトコでこのゲームに付いては書かれてるし、そういう意味では知名度だけは高い。
ぶっちゃけ、やった事あるヤツよりも名前だけは知ってるって言うヤツの数の方が上回ってるだろう代表的なゲームである。
ハッキリ言うと実質的には単なるクソゲーだ。
プレイヤビリティもクソもあったモンじゃない。
しかもPCでのリリースは1986年7月25日。
ファミコンでドラクエIが発売されたのが1986年5月27日。
つまり、ハッキリ言うとRPGと言う分野でPCソフトの質がファミコンソフトに追い抜かれた瞬間のソフトだと言うことである。覇邪の封印とは、そういうダサい象徴以外の何物でもないのだ。
ドラクエはプレイヤビリティを追求した。
一方覇邪の封印はむしろプレイしにくさを追求してる。
そんなソフトがドラクエに勝てるわけがなく、いわゆる「日本の国産PC臭いダメなRPGの最後っ屁」と言って良い作りになってる。
まぁ、アチコチに書かれてるだろうが、元々、覇邪の封印と言うゲームはコピープロテクションの為にゲーム上のマップ画面が殆ど見えない、と言う作りになっている。
これ意味が分かるだろうか。コピープロテクションを重視し過ぎてゲームとコピープロテクションの重要度が逆転してしまった、と言う事だ。そんなゲームがマトモなワケないし、そんなゲーム制作にGoサインを出すメーカーがマトモなメーカーなわけがない。
この一点に尽きる。
従って、このゲームを制作/販売した工画堂がマトモなメーカーなわけがないのだ。
ハッキリ言ってクソゲーメーカーである。
実際、いくつか工画堂のレトロゲームをプレイしようと試みた事がある。しかしどれもつまらんのだ。グラフィックだけは異様に頑張ってる。しかしそれ以外は何もないのだ。
これだけクソなメーカーって珍しいと思う。美術力以外何もないのだ。
そしてそういうマヌケなパソコン版原作が出た1年後、やめときゃいいのに家庭用ゲーム機に移植される。
まぁ、セガ・マークIIIはいいだろ。そもそもRPGが無かったんで喉から手が出る程欲しかったんだろ。
しかしファミコンである。同年1月26日にドラクエIIが出て、ファミコンにRPGのスタンダード像を示した。その半年以上経った10月23日にこんなクソゲー出ても評価が良いわけねぇのだ。アスキーも色気出して出す、なんてやらにゃあ良かったのに(笑)。
マップは原作のパソコン版より大きめに表示されるようになってはいる。
が、そもそも、あまり役立たない背景画面の方がマップよりデカい、とか意味が分からん。根本的にゲームの作り方がおかしいのだ。
まぁ、どう考えても、今の基準で見てもプレイする価値があるゲームだとは思えない。
正直言うと、当時のコピープロテクションのやり方の一つ、マニュアルプロテクトの凄さの例として挙げられてるだけで(マップが小さいからこそ付属のマップを参照しないとゲームが出来ない)、ゲームの面白さには誰も言及してない、と思う。
実際ネット検索してみろ。「マップが小さい」話に絡めてパッケージに入ってくるマップとメタルフィギュアの話しか書いてねぇだろ?ゲームそのものが面白いとか面白くないとか、誰も一切そんな話は書かんのだ。
ハッキリ言うと、国産RPG史上、キングオブクソゲーだと言って良いんじゃないか、とか思う。
バグが酷い、ってRPGの例はわんさかあるが、ぶっちゃけ、ゲームデザイン上狙ってクソゲーにした例なんぞ他には知らんから、だ。
それでもやってみたい、と言った向きにはまたもやプロジェクトEGGで、現在FM7版、PC-8801版、MSX版、X1版、ファミコン版、そしてSEGA MarkIII版が販売されている(驚くべき事にSEGA Mark IIIのゲームがたった2本だけ復活してる・笑)。
基本的にはどれも同じクソゲーだが、画像回路の出来のお陰でこれらの中ではSEGA Mark III版が一番綺麗だろう。この当時のSEGA Mark IIIは打倒ファミコンを目指してファミコンを上回る性能を持たされていたのだ。
それでもクソゲーは所詮クソゲーだけどな。
まあ、クソゲーマニアの人はやってみりゃエエだろう。
僕はお断りだけどね(笑)。
ちなみにこのブログでこんな事が書かれてたんだけど。
あぁ、老舗メーカーの工画堂って最近はコンシューマーで結構出てるんだなと。
昔はPCエンジンでは結構出てたイメージだ。
しかし、いつ頃からか、シュヴァルツシルトとか出してた頃とは印象が全く変わったなぁ、とか。
っつーか、まだ工画堂ってゲーム作ってんのか(笑)。
どっちかっつーと今だクソゲーばっか作ってるのかどうかの方が興味があるのだ(笑)。
なんせ、僕の中では日本テレネットと並び立つくらいのクソゲーメーカーだからである。