さて、PODOL PLAZAの(4, 0)から北へ向かうと、いよいよボスがいるエリア(城)へと突入していく。
まずは城の門にあたるStojanow Gate。
左の方の1番にたどり着くとワゴンを押すオッサンに出会う。
当然交渉(PARLAY)しよう。
ワゴンを売ってくれるそうだ。当然了承(YES)すると、彼は情報を教えてくれる。
要約すると、ゲートの内側ではエティン等の巨人族がガーディアンとしてうろついている、と。
エティン。双頭の巨人だ。
また、ゲートの回りではバグベアがパトロールしている、と教えてくれる。
どっちにせよ、2番の戦闘エリアへ行かないとゲートの内側には入れない。
バグベア戦が行われるが特に難しくはない筈だ。
大体、PoRのモンスターは戦況が悪くなったら逃げ出すし(笑)。
ここのエリアの解放は、ここのバグベア戦で戦う事、そして塔の見張り(6番と7番)を制圧する事にある。
また、回復だが、基本的にはゲートの北へ抜けない限り休憩は取る事ができる。
3番の戸はなかなかBASH出来ないし、4番にいるとゲートの上から矢が降ってきたり岩を落として来たりして「運が悪ければ」ダメージを食らう。
ただし、先にも書いた通り、「北に抜けない限り」休憩は取れて回復可能だ。
4番で魔法等を覚え直してBLESSやPLAYER、そして前回得て増殖したDUST OF DISAPPEARANCE(消える粉)を使って透明化しておく。
と言うのも、5番に到達すると、レベル6魔術師2人、補佐官2人、エティン6体と言う強豪パーティがパトロールしてて、戦闘に発展するだろう。
このパーティはマジで強い。強いんだが、このゲームでは珍しく「雑魚キャラ」のパーティのクセに経験値が良い。
よって、ホントこのゲームでは珍しく「経験値稼ぎができる」局面になる。
そこで、戦略的には、まずはDUST OF DISAPPEARANCEで透明化した上、めぐみんの順番が来たらまずは幸先良くFire Ballをぶち込んで敵さんのHPを削る。
ところが、DUST OF DISAPPEARANCEは効果時間が長いし、敵さんは「こちらを見つけられない」為動かない。
まずは弓矢なんかの遠隔攻撃で、魔術師と補佐官を血祭りにあげる。
その後、エティンにコッソリ近づいていって、STINKING CLOUDを使って行動不能にしてからサクサクと敵さんの命を刈り取っていく。
そうすれば強敵相手でもそこそこ安全に、経験値稼ぎが可能だろう。
戦闘が終わったらRing of Protection +2が入手出来る。一旦行政区画に戻ってレベルを上げればいい。Ring of Protection +2も当然増殖しよう。
そしてこれにより、めぐみんがこのゲームでの最高レベルである魔術師レベル6へと到達する。
これで一日一回しか撃てなかった爆裂魔法FIRE BALLが二発撃てるようになった。
良かったね、めぐみん!
さて、いよいよ城の中へと侵入する。
が、この城はかなりデカい。
STOJANOW GATEの(4, 0)から入ると、まずはVALJEVO CASTLEの南西部に到達する。
まずは1番を目指す。
1番は洗濯室になっていて、ハーフオークの女性の雇われが働いている。
あくまで「雇われ」であって武人ではない、との事。NICEで対応しよう。
驚くべきことに、敵のボス、Tyranthraxusは慕われてるわけではないようだ。「殺して欲しい」とまで思われてる、と(笑)。
幸いここは洗濯室で、「変装」の為の衣服はたくさんある。彼女達は「変装」を申し出る。当然YESで受けておく。
LEAVEしよう。
ちなみに、このやり取りが上手く行かないような選択肢を選んだりすると、サイレンが鳴り止まない敵本拠地で、ランダムエンカウントしまくりでロクな事にならなかったりする。
次は2番だ。ここは鍛冶場で、0:00から14:59の間だと鍛冶師(実質戦士)一人とファイアジャイアント三体と遭遇する。それ以外だと単純な武器が転がってるだけ、となる。
入室する前にBlessとPrayerでバフっておく。
経験値もいいし、戦えばロングソード+1とチェインメイル+1が入手可能なんで(今だと大した事がないが)戦ったほうがいいだろう。COMBATを選べば先制攻撃が可能なんで、カズマとめぐみんコンビで近くによっていってSTINKING CLOUDを食らわせてから血祭りに上げる。
先制攻撃 + STINKING CLOUDなら余裕で倒せる筈だ。
3番は「回復可能エリア」なんで早速訪れてHPやMPを回復させよう。
次は4番へ向かう。ここはBane神殿出張所でLv. 5の僧侶1人とLv. 1の僧侶2人がいる。
例によって入室する前にバフっておく。
当然殺す。KILL THEMを選ぼう。
ここもSTINKING CLOUDかHOLD PERSONでこなせる場面になる。戦利品はメイス +3、プレートメイル +1、ミサイルのネックレス、だが、特にミサイルのネックレスが美味しい。これは爆裂魔法Fire Ballが6発撃てるチートアイテムだ。あとで行政区画に戻った際に増殖技の対象とする。
なお、この部屋の奥には祭壇があるが、まだ触らん方がいい。ここでアイテムを得ると城の巡回ガードに気づかれるようになって、1番で行った「変装」が無駄になるからだ。この辺は後で回収しよう。
次は城の南東部に行ってみる。
まずは8番へと向かう。例によって入室前にバフっておく。
ここにはヒルジャイアントが8体いて(日中のみ出現)、経験値が美味しい。めぐみんが爆裂魔法を食らわせば、何体か倒せて、なおかつ情勢が悪くなったら逃げていくだろう。
なお、掃討後に床を調べればちょっとした経験値と金が手に入る。
7番はHP/MPが回復出来る休憩エリアだ。
6番には取り敢えず近づかないでおく。ここには2体ヒルジャイアントがいて、経験値的には美味しいが、アラーム(サイレン)に関するイベントがあるんで今のとこ避けておく。
5番には井戸があり、Long Sword +2 Flame Tongueと言う特殊武器がある。
Constitutionが12以上あるキャラに潜らせよう。当然、「このすば」パーティなら誰が行ってもいいが、カズマがここでは潜る。
2番は8番と同様にヒルジャイアントのたまり場。1番にはジャイアントスネークがいるんだけど、巨人族と違って経験値が大して美味しくない。依って、スキップする人はすればいい。
さて、これら4つある城の外周エリアだともう重要なアイテム(ミサイルのネックレス)は入手したんで一旦城から出てもいいだろう。北東、北西のエリアは基本的にはジャイアント系のモンスターがいて、経験値を稼げる場所、って事だけだ。
ここでは北東エリアをちと紹介する。
まず6番だがここは代書屋の事務室になっている。ここでCOMBATを選べば戦闘後Two-Handed Sword +2が入手出来る。「このすば」パーティは既に1本入手してるんでこれは必要ない。戦闘後部屋を漁ると市役所にいるカドルナが裏切り者だ、と言う情報等を得る事が出来る。
戦闘せずにPARLEYでMEEKを選ぶとパトロール隊との合言葉が"HARASH"だと教えてくれる。
5番は記録係の事務室でいくつか記録が見つかるが、このゲームには直接関係が無かったりする(続編のCurse of the Azure Bonds等に関連する情報だったりする)。
4番はキッチンで人間の奴隷が働かされている。
KILL THE OVERSEER AND FREE THE SLAVESを選ぶと、戦闘に発展する事なく、見張りのノールは奴隷達に殺されて一見落着、となる。
奴隷達は「このすば」パーティに感謝する。
ここでもらうヘンな文字はドワーフ文字だ。
これが城の中央部に行く為のパスワードで、"RHODIA"になる。
3番は武器庫で、ここで休憩を取る事が出来る。
2番にはファイアジャイアントが4体いる。例によってバフって突入する。
これも機動力があるヤツ(「このすば」パーティだとカズマ)が開幕一気に近づいて、2体くらいSTINKING CLOUDをかける。アクアはカズマの補助。そしてめぐみんも近づけてSTINKING CLOUDを残りにかけつつ、ダクネスは弓矢で遠隔攻撃、程度で撃破可能だろう。
撃破後、部屋を調べると、パスワードリストが見つかる。
ゲートのパスワードは既に入手した。もう一つはエルフ文字で書かれている。
答えは"HARASH"だ。これがパトロールとの合言葉となる。
北東から北西へ移る際、1番の前辺りでパトロールと遭遇する。PARLEYでMEEK(従順)を選び、HARASHを入力すれば戦闘に発展せず北西へと渡る事が出来る。
7番には特に何もないが、6の前でまたもや警備兵に呼び止められる。先程のパターンでHARASHしよう。
5番にはヒルジャイアント2体がいる。経験値もいいし、戦闘後、ここで休憩可能なんでぶっ殺す。
例によってSTINKING CLOUDで処理出来る。
戦闘後に部屋を調べると若干の経験値とアイテム(Potion of Speed)が入手出来る。
2番には日中はファイアジャイアントが4体、夜にはファイアジャイアントが2体いる。ここでもSTINKING CLOUDでなんとかなる。
最後は1番だが、ここも例によってヒルジャイアントがいる場所だ。爆裂魔法Fire Ball2発と弓矢による遠隔攻撃でなんとかなるだろう。戦闘後に部屋を調べればまたもや若干の経験値と金が手に入る。
さて、中央に入るパスワードも入手してるので、行政区画に帰る前に中央にちょっと入ってみよう。そこでも良い武器と経験値が入手出来る。
ここは迷路のようで迷路じゃない。生け垣が張り巡らされていて、通過可能だが怪我をする事がある。
まずは北西の3番からパスワード"RHODIA"を用いて上の地図の2番に出て4番を目指す。
4番には魔術師Al-Hyam Dazidがいる。戦おうとすると命乞いをしてくるが、殺した方が良いアイテム(Bracers AC 3、a Ring of Fire Resistance、Wand of Lightning)を入手出来る。
HOLD PERSONかSTINKING CLOUDを利用して倒せるだろう。
6番にはヒルジャイアントがいる。
これもFire Ballを中心とした攻撃で殲滅。
3番には不真面目に仕事をサボってる巨人族が「トードとカエルは同じなのか?」と言うおバカな議論をしている。
バカはぶっ殺す。
例によってSTINKING CLOUDで殲滅だ。
5番にはトロールがいる。
トロールがここでも一番厄介かもしんない・・・ウロチョロしまくるし、動きも早いしヘタすれば生き返る。巨人族に比べると経験値が少ない割には厄介だ。
そしてここでも中央部を目指す。
1番では偽Tyranthraxus + Lv. 6の盗賊2人と戦う事になる。
こいつらは別に強くない。例によってSTINKING GLOUDとかHOLD PERSONでどうにでもなる敵だ。撃退して貰えるアイテムもLong Sword +5、Ring of Protection +3,、Gauntlets of Ogre Powerと言う強力なアイテムだ。これが最終的には最強装備の一部、と言う事になる。
しかしこいつらの殲滅でとうとう「変装」が効かなくなってアラームが鳴り響く。でもなんとかかいくぐって行政区画へ一旦戻ろう。
なお、ここでは休憩を取る事が出来る。
アラームが鳴り響く城内だが、休憩可能地点を上手く使いながら城から脱出しよう。仮にランダムエンカウントが起きても、相手はヒルジャイアント5体を中心としたパーティ(一人LV. 6 FIGHTERを含む)なんで経験値が美味しい。休憩可能地点を上手く使えばこのゲームでは珍しく経験値稼ぎが出来る。魔術師/僧侶はあっという間に最高レベルに達するだけの経験値が稼げる筈だ。
ダクネスはハーフエルフなので、種族のレベルキャップにより、僧侶レベルは5が最高。最終戦に備えて武器・防具も整理。剣もLONG SWORD +5に変更し、盾もSHIELD +1へと戻してる。NECKLACE OF MISSILESも増殖させて装備。ACは-5。
カズマも魔術師レベルが最高の6へと到達し、爆裂魔法Fire Ballを二発撃てるようになる。ロングソードも+5と言う最強装備へ変更。そして増殖技によりNecklace of Missilesも装備。ちなみに、Diamond Necklaceと言うのは不必要になった魔法付き道具を売っぱらったら、金が余り過ぎたんで、行政区画にある「宝石屋」でプラチナ貨と交換したもの。このゲームだと両替屋や銀行がないんで、こうやって宝石に変えるしかない。
アクアは最高レベルに既に到達してるんだが、経験値はものすごい事になっている(笑)。これは次回作(Curse of the Azure Bonds)に持ち越せて、そこでレベルアップが可能。武器もMace +3、増殖技でNecklace of Missilesも持たせてる。Fine Opal Pendantと言うのも宝石屋で増えまくったプラチナ貨と交換したモノ。特殊な効果はない。
めぐみんも既に最高レベルなので特筆すべき事はない。補助武器としてWand of Magic MissilesとWand of Lightningを持たせてる程度。出番はねぇだろうけどな(笑)。
と言うわけで装備を整えたら、最終目的地、Valjevo Castleの中央(とは言っても偽Tyranthraxusがいなかった北西側にある)に乗り込む(城の南東部から中央を目指すルートが一番簡単)。
城に再侵入する際にはアラームは止まってるだろうから、余計な事さえせねばアッサリと中央部へと到達出来るだろう。
中央部(北西側)の南側の壁が隠し扉なんでそこを通過すると階段がある。
一つ階段を登ると左側がまたシークレットドアだ。まっすぐ行くとメデューサと遭遇してしまうので、勝てない相手ではなくても経験値はショボいし、ドロップアイテムも無いので無視して左側を登った方がいいだろう。
階段を登りきったら、まっすぐ5番を目指す。3番や4番へ行くと、NPCをパーティに追加するイベントが生じるがハッキリ言って邪魔だ。5番に入る前にバフっておいて(Enlarge、Bless、Prayer等を使う)、そしてDust of Disapperanceを使っておこう。
12体のLv.8 ファイターが出てくるが、戦闘になってもDust of Disappearanceが効いてるので、Hold Person辺りを使いながら倒していけば大して手間がかからないだろう。
戦闘が終わると真打ち、Tyranthraxusが出てくる。
何か、ドラクエIのラスボスみてぇな事を言い出すが、当然ATTACKが答えだ。
Tyranthraxusは魔法抵抗力(Saving Throw)が高いが、Dust of Disappearanceが効いてる間は大して驚異じゃない筈だ。効きは悪いがSTINKING CLOUD辺りをぶち込んで、盗賊技能を持ってるキャラ(「このすば」パーティで言うとカズマ)を上手く使ってバックスタブ(敵キャラの向きと後ろの方向から攻撃)をかけると上手い具合に削れていく筈だ。
Tyranthraxusは「俺は不滅だ!お前らに取り憑いてやる!」とかのたまうが、邪神Baneが「そりゃアカンがな」ってぇんでお役御免になる(笑)。
と言うわけで「Pool of Radiance」終了となり、「このすば」パーティは行政エリアへと凱旋する。
市役所の姉ちゃんに会いに行こう。
と言うわけで、姉ちゃんにも「おめでとう!」と言われるし、Phlanも解放された。Pool of Radiance終了、ってわけだ。
なお、人に拠ってはTyranthraxusはアッサリ倒され過ぎじゃね?とか思うかもしんないけど、アメリカのRPGってWizardryもそうだけど、ボスだからっつったって理不尽に強いってわけじゃねぇんだよな。そもそもTRPGだとボスキャラってのが特に設計されてるわけじゃなく、自分のパーティよりも2レベルくらい上でも強すぎる、ってくらいで、でも「常識の範囲内でキチンと倒せる」モンスターを置いておくのがフツーなんだ。日本のRPGの方がボスだから、ってぇんで理不尽なHP持ってたり、強烈な攻撃を持ってる、ってのがむしろ異常なんだよ(笑)。
と言うわけで、アメリカらしく、TRPGらしく、Tyranthraxusってのはこーゆー強さで良いのだ。
「このすば」パーティ、おつかれさま、である。