何度か書いてるけど、今期のアニメは不作だった。
パッとしたヤツが一つもない、って言って良いほど。
戦闘員、派遣します!:
佳作。作者の前々作、「この素晴らしい世界に祝福を!」に比べると総体的にはやっぱイマイチだった。
「面白くない」とは言わない。けど「すげぇ面白い」とはどうしてもならない。
まぁ、こんなモンだろ、って程度。
多分存在はすぐ忘れ去られるだろう。
勝手に買ってろ。
ちなみに、個人的には剃毛プレイは嫌いではない(謎
なお、個人的には、昔っから「今の若者の行動を〜」とか言う作品は大っ嫌いだった。若者だった当時でさえ。
勝手に代弁するな、とか思うし、十把一絡げにすんな、とか思ってた。
実際の話をすると、親と上手く行かないから家出します、体で払いながら、とか言うヤツは別に親と上手く行ってても体を安く使うのだ。
要するに親の存在は単なる言い訳でしかない。
それで、「実はいい子なんだけど・・・」なんつー事もない。そんな事はあり得ないのだ。そういうヤツは元々性格的には破綻している。
行動遺伝学/心理学で言うと、元々そういう性格ありきの行動なのだ。教育が上手く行ったから行かなかったから、家庭環境がどーの、と言うような外因的要因に実は因らない。
従って、この作品は明らかに単なるファンタジーでしかない。リアリティはまるで無いし、真実を語る部分は何も無い、と言って良いだろう。
よって作品評価は元々クソだ。
転スラ日記:
佳作。しかし本編のアニメが駄作、って言って良い出来から考えると、ある意味快挙かもしんない。
が。原作マンガも可もなく不可もなく、ってんで予想通りの出来、だと言えるだろう。手堅いと言えば手堅いのだが・・・・・・。
ドラゴン、家を買う。:
佳作。まぁ、こんなモンだろ、って程度。
ナレーションが森本レオだ、ってのだけはホント爆笑ポイントだったけどな(笑)。
それは、また、別の話(謎
最初に書いた通り。なろうの原作読んだけどつまんなかったから途中で読むのを止めてしまった。
マジメに観てなく、深夜に音が欲しいからテレビを流し見してた程度だったんだけど、やっぱ全然響かない。従ってどういう話なのか全く把握してない。
やっぱ予測通りつまらん話だったのではないか。
ただ、ひょっとしたら、実は単なる少女漫画的枠なのかもしんない。
しかしそうだとしても、ピュアな少女漫画は読むのが既にキツいのだ。
従って、これを観た女性の反応はまた違うかもしんない。
そのくらいの余地はあるだろ。
異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術Ω:
佳作。だが、今期では一番手堅いかもしんない。良くまとまってる。良くまとまってる、としか言いようがない。ある意味裏切らないクオリティではある。
しかし、このアニメの一番の見どころは、何度も言うけど、結局エルフのデカイおっぱいなのだ(謎
イジらないで、長瀞さん:
これは評価が難しい。ギャルである長瀞さん、の主人公に対するイジりをイジメと捉えるのかどうか。この長瀞さん、と言うキャラクタにどういう感情を持つか、で真逆の反応が得られるだろう。それくらい好悪が分かれる作品だとは言える。
ただ、一つ言うと、第一話の出会いで、主人公が描いたマンガの最初の実は「マジメな読者」と言うのがこの長瀞さんなのだ。彼女はクチは悪いが、実は主人公の描いたマンガを彼女なりにマジメに読んで(酷評であろうが)マジメに論評する。そこには実は彼女なりの真摯さがある。そしてだからこそ主人公に興味を持つ(逆に言うと、ホントにどーしよーもない「読めない」マンガだったら彼女は主人公に興味を持つ事は無かっただろう)。
イジる相手は主人公だけ、と言うのを見ても実はこれは彼女が主人公を気に入ってるからだ、ってのがだんだん分かってくる。そしてある意味、「好きな女の子はからかいたい」と言う男子小学生だったら良く分かる行動を、ギャルがやればこーなっちゃうんだよ、と言う新しい観点のラブコメである(「からかい上手の高木さん」の路線であり、もっと過激化してるわけだ)。
ちなみに、例によってキングレコード製作。キングレコード製作のアニメにハズレなし、と言ってたようにクオリティは今期で一番高いだろう。
OPもEDも音楽が凄く良い。音楽制作に特に力を入れてます、と言うキングレコードらしいアピールもしっかりやっている。
あとは、う〜ん、と唸ってたのは例えば「弱キャラ友崎くん」とか。いや、全然マジメに観てない、つまり「性女聖女の魔力は万能です」と同じ扱いだったんだけど。やっぱつまらん話だな、とか思ってた。
なんかこの手の話ってまずは対立構造があるわけよ。ザーッと流してただけだけどさ。
・オタク<-対立->リア充
って構造だな。
しかし、オタク主人公に対して、やっぱリア充が上に来るわけね。そこで主人公がリア充化しよう、ってコンセプトになるわけだけど、こういうのって支持されてんのかな。良く分からん。
いや、別に僕はオタクじゃないし、オタクを庇うワケじゃねーんだけど、リア充が上に来る構造だと、やっぱりリア充が幸せである、とか、そういう世界観にならざるを得ないわけでしょ?
何だろ、本当に求められてるのは、オタクはオタクだけの世界でそこで完結すべき話じゃねーのかな、とか思うわけ。なんだろうな、上手く言えないわけですが。
例えばさ、社会にヒエラルキーがあるとするでしょ。分かりやすいトコで言うと平民と貴族とかさ。平民が平民だけで楽しく暮らす話、って方が面白いんじゃねーの、とか思うわけね。ここで頑張って平民が貴族に成り上がる話とかさ。まぁ、アリなんだけど、それって貴族が平民より上で幸せである、って言う前提、っつーか結論がなければあり得ないわけじゃない。
現実のオタク、ってのもリア充が素晴らしいし、ヒエラルキーの上に存在してる、ってみんな思ってんのかな。それがそうだとすれば、アニメなんざ観るのを止めてゲームも止めて、ファッションとか言動とか気を付ければいい、って話になるわけじゃん?つまり、彼らがズッポリハマってるアニメだゲームってのが実は「とてつもなくクダラないモノである」って前提になってないと説得力がないわけよ。それっておかしくないか、って思うわけ。いや、オタクじゃない僕がそう思うわけですから。
つまり、「弱キャラ友崎くん」って話は、オタク主人公の割には実はオタク世界を否定してるのが前提になってんだ。多分。マトモに観てないから知らんけど(笑)。
だからそういうのを今の若いオタクは実は支持してんだろうか。コンセプトも対象視聴者層とか、あるいは原作の対象読者とか、どういう作品なんだろ、とか良く分からんのよね。実はリア充がやっぱ素晴らしい人たちなんだ、って話でしょ(笑)。ヘンな話だよなぁ。ラノベ買ってる層を全否定してるような構造してんだもの(笑)。ラノベなんざフツーのオタクじゃねぇ人は読まねぇんだよ(笑)。
だからこの話っつーか、アニメっつーか、一体何が言いてぇんだか良く分からなかったのね。まぁ、聞き流してた程度なんですけど。コンセプトが全然ダメだ、って事だけは分かった。よって「つまらん」と。異論ある(笑)?
と言うわけで、今期はイマイチでした。
2021年夏は、無職転生とかその二部とかあるんで、取り敢えずそれだけは期待してっかな。
他はまだチェックしてない。
以上。