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Retro-gaming and so on

超兄貴

名著「ヴァーチャリアン嘘つかない」で紹介されていたゲーム。
その著者、渡辺浩弐がその本でべた褒めしてた。
メサイヤ(NCS)制作のPCエンジン・スーパーCD-ROM^2用のシューティングゲームである。



当時、当然PCエンジンなんか持ってなかったので、

「PCエンジンってヘンなゲームがあるんだなぁ。」

と言うのが感想だった。

ところで、渡辺浩弐って人はメチャクチャアタマが良く、予見性が凄い。
1994年の時点で、「Web検索サービスが勝ち組になるだろう」と予想してるのだ(彼は「情報ナビゲーション」と言う言い回しをしてるが)。
実際はこの本は1994年3月に発売されており、Yahoo!が創業したのが1994年1月なのだが、原稿執筆時点は当然それより前であり、やはり彼の発想の鋭さは大したモノだと思う。
また、昔の事を覚えてる人もいるだろうが、当初、Yahoo!は検索サイトと言うよりはWebサイトの登録サイトの色彩が強かった。登録してないサイトに対しては検索性能は良くなかったのだ。
ぶっちゃけ、Google登場の1998年よりも4年(ないしは原稿執筆時点を考えると5年?)も前に「検索ビジネスの覇者がITビジネスの勝者」だと予言してた渡辺浩弐は超人的な慧眼の持ち主だと言えるだろう。

惜しむらくは、同時に彼が予言してた通り、誰も彼の話をマトモに受け取らず、日本はこのエリアで敗者になってしまった事である。

なお、超兄貴は現在、ProjectEGGで公開されている
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