ひょんなことから読んだ「デジデリオラビリンス」
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作者の森下典子さんは、雑誌の取材で、前世が見えるという霊能者をインタビューすることになるの。
その霊能者から
「あなたの前世はルネサンス期に活躍したデジデリオという美貌の青年彫刻家です」と言われるんだけど、最初彼女は「眉唾くさい」と信じる気持ちにならない。
疑う気持ち、というよりは、嘘を暴きたい、に近い気持ちで、デジデリオについて調べていくんだけど。。。
日本では調べることができないようなこと、資料もあまりないようなことをイタリア、ポルトガルに飛び調べていくと、霊能者の話した自分の前世と歴史の中に生きるデジデリオが一致していくの。
霊能者の話す前世の自分と調査したデジデリオがぴたりと一致して、と言うより、最初は、霊能者の話と歴史上の事実が相反しているのだけど、深く調べて行くと、霊能者の話す内容が真実であることが明らかになっていく。
それがすべてノンフィクション‼️
嘘じゃないー‼️
この本を読んで前世ってあるのかなあ?あの時みてもらっていたら、と激しく後悔。
と言うのが。
20年以上前になるけど、関西にすんでいた時。
ある友達が、京都にいる前世が見えるっていう霊能者に前世をみてもらった、っていう話をしていたのを思い出したから。
その時は、京都に住む前世が見えるっていう霊能者に前世をみてもらった、すっごいオススメだよー‼️って、電話番号を渡されたの。
その霊能者って人が、この森下典子さんが取材し、前世をみてもらった、って人と同一人物。(たぶん、絶対)
特徴なんかがすべて一致してる。確か名前も「M先生」
でも20代後半のあの時は、ウソくさ~‼️って。
そもそも、前世をみてもらったって友人は、身長174センチで、オリエンタルな顔だちの美人。
アラジンと魔法のランプの「ジャスミン」に似てる、ってことで、周りから「ジャスミン」とあだ名をつけられてる。
そのジャスミンは、その霊能者のM先生から、「あなたは、○○年くらいにペルシャにいた踊り子」って言われた、って。
それにまつわるエピソードも詳細に話していたけど、覚えていない。
だって、それ、見た目のイメージじゃん‼️
見たまんまじゃん!フラダンス、やってるし‼️
って内心思ったの。
もうひとり一緒に行った友人は、江戸時代の商人の娘だって。
フリーランスのナレーターをやっていて、すっごくチャキチャキしていて、売り込み上手。
これまた、見た目のイメージ!
オススメしてくれたジャスミンたちには悪いけど、わざわざ京都まで行って、前世をみてもらおう‼️とは思えなかったの。
たぶん、わたしも見た目のイメージで、前世を語られそうで。
だけど、作家の先生は違ってる。もちろん、それについて取材を元に記事にしないといけない、って言うのもあるんだろうけど、その自分の前世を調査していく、ってすごい、というかさすがというか。
そもそも。
自分のイメージを誰かに語ってもらうのも悪くない。
みんな普通、本音は語らないから。
でも若い頃は、目の前の現実に忙しくて、ロマンを求めたり、不思議な話に耳をかそうとしなかった。
前世ってあるんだろうか?
この本によると人は五回輪廻を繰り返すという。
私は今生、何回目の輪廻なのか?
その前は、どの時代のどんな人物だったのか?
なんとなく、自分は前は男子だったような気もする。
見た目のイメージだと東南アジア系?(笑)
M先生に、前世をみてもらうんだった‼️
慌ててそのジャスミンに久々に連絡すると、「M先生はお亡くなりになった」とのこと。
残念すぎる。
これからの人生は、不思議な話にもっと耳を傾けたい。