数ヶ月前に読んだ「小説キャンディキャンディ」いわゆるファイナルストーリー。
原作者の水木杏子先生(名木田惠子先生)が、漫画キャンディキャンディのあの衝撃?のラストから、20年以上たって書き下ろされたその後のストーリー!
そこには、ソバカスいっぱいで木登りしていたキャンディでなく、大人になったキャンディが愛する人と暮らすお家で、昔を懐かしむ、という物語。
でも、水木先生(私にとっては名木田先生でなく、水木先生なのだー!)は、それぞれのファンが暖めてきた思いを慮って?「あの人」が誰なのか?は、あかしておられないのです。
辛すぎる~‼️
もう、ジョルジュでもニールでもいいから、はっきりおっしゃって~‼️(笑)って感じ。
そういうのを「蛇の生殺し」って言うのよ~💧
上巻は、穏やかな態度に隠されたアンソニーの熱い気持ちが書かれていたり、漫画のあのシーン、あの表情は、そういう気持ちだったのね!
とか、
漫画ではいささか唐突に、暴れん坊でドSなテリィがキャンディに惹かれていく感じだったけど、小説を読むとぐいぐいキャンディに惹かれていくテリィの気持ちがリアルに理解できて、読んでよかった~♥️って思えたのだけど。
下巻は、辛すぎた。
何より。私には「あの人」は、アルバートさんだと思えて。
アルバートさん。。。
いたのよね、小数の「アルバートさん派」
アルバートさんって、なんだかんだいって、キャンディキャンディに出てくるメンズの中で、最高のハイスペック男子。
超お金持ちな上、優しくて穏やか、ピンチの時はさりげなく守ってくれて、ルックスも折り紙つき。
その上、スカンクのプッぺを可愛がって大切にしているあたり、子育てに協力的、旅してボロボロの家だっていとわないくらいだから、うんちだらけのオムツだってささーっと替えてくれちゃう感じ。
もちろん、DIYなんておちゃのこさいさい。
いいだんなさんになるわぁ~♥️
今から思えば、きっとあの当時アルバートさん派だった小学生は、今穏やかで優しいスペックの高い旦那さんと暮らしてるハズ!
いわゆる勝ち組ね(笑)
わかってるの。アルバートさんの素晴らしさは。
でも。
なぜかな?
フェロモンを感じない。
どうでもいい親戚のおにいちゃん?みたいな?
だから、キャンディとアルバートさんとは恋愛に発展できない、って感じてしまうの。
女子って、そもそもキャンディに自分を投影させている、と言うか、物語の中のキャンディは自分自身と感じている、と言うか。
そもそも下巻、「あの人」は、誰か?をファンが掴むヒントが隠されているのだけど、私には、アルバートさんと考える材料6割、テリィだと考える材料4割、に思えて。
アンソニーとの幼い、淡い恋
↓
テリィとの激しく熱い恋
↓
アルバートさんとの穏やかで成熟した愛
が、水木先生のお考え、だと感じたの。
あしながおじさん、がテーマかな?と。
で、53歳のいい年をした私、三日間眠れなかったのです。悲しくて。(これ、本当)
テリィは、スザナの死後、のんだくれてやさぐれてる、って。かわいそう~‼️テリィ。
で、しばらく小説キャンディキャンディは、放置。
そんな折。たまたま目にした、「あの人」を考察したファンの方のブログ。
理論的かつキャンディ愛に溢れた知的なブログにどっぷりはまりました。
↓その方のブログ♥️
確かに‼️
異議なし‼️
そう思います‼️
のオンパレード。まったく、反論を挟む余地なし。
しかも私の「そうであってほしい」の王道な推理。
でも、53歳は、うまい話だけでは納得できない難しい世代なのよね。
自分好みのことを聞きたいけど、納得できないことは、違う!って思ってしまう。
そんな私も心から納得の「あの人」考察。
そう。
水木先生が、今さら小説をお書きになったのは。
お相手がアルバートさんなら、書く必要がないよね。
だって、漫画の終わりでは、アルバートさんしか考えられないもの。
それをわざわざその後のストーリーをお書きになったのは、アルバートさんではないのよ、あれから色んなことがあったのよ、ってことだよね‼️
そして、長年アルバートさんと一緒になった、と思っていたファンを慮ってはっきりと名前を出さなかったのよね。
そうよ、そうに違いない‼️
何より、「確定!」って、思えたのは、アメリカにいるポニー先生のお見舞いに行くのも嫌がる(キャンディをそばにおいて置きたい)のって、テリィしか考えられない‼️
でしょ⁉️でしょ?⁉️
あー❗救われた気持ちのわたし。
でも。
できることなら、水木先生のお茶会(宝塚風な)に行って、「あの人」が誰なのか問い詰めたいけど(笑)