今日の出来事

一生懸命に毎日を生きる子どもの姿。そして、そんな子ども達に寄り添う、先生たちの思いを綴ります。

イヤイヤ期

2018年01月05日 | 子育て支援
 2歳前後から始まるイヤイヤ期。何を言っても「いやいや!」。「じゃぁ、これはどう?」と提案してみても返ってくる返事は「いやいや!!」。何をしても何を言っても「いやいや」と言われて途方に暮れてしまう方がほとんどではないでしょうか?

 個人差があるので「そう言えばそんな時期があったかも?」という程度のお子さんもいれば、「いつになったら終わるのーーー!」と親御さんが叫びたくなる場合もあり、一人ひとりによって全く違います。

 なぜ「いやいや」が始まるのかと言ったら、「自我」がでてきて「ぼく(わたし)はこうしたいんだ」と意思表示ができるようになったという成長の証でもあります。でもうまく言葉で表現することができないので端的な言葉である「いやいや」で意思表示をしているんです。

 言葉で表現できないと言っても明確に「こうしたい!」とはっきりと言えるほどでもないから、「じゃぁ、こうしたら?」と言われても「何か違う…でも説明できないから=いやいや」と表現する場合もあります。

 「いやいや」という言葉の中にも色々な意味合いが含まれています。
  ⒈ 自我による意思表示
  ⒉ 自分自身どう説明したらいいかわからないけど、とりあえず「いやいや」の一言で伝えてみる
  ⒊ 「自分を見て~」というアピールの場合も

 その時その時で伝えたい内容は違うのですが、その3つ共に大切な事は、その子の伝えようとしていることに耳を傾けてあげることです。「やっているんですけど…」とおっしゃるかたもいらっしゃると思います。そこでお子さんが納得いかず「いやいや」となったとしても「向き合ってもらっている」という実感があるのかないのかは子どもにとって重要なことです。

 いやいやが始まったら、耳を傾けてあげながら「そうなんだね。」「じゃぁ、こうしてみたら?」「今は、お母さんこれをしているから、終わったらやってあげようかな」などと声を掛けることでお子さんが「!!!」と反応するものがあるかもしれません。その反応が見られたら、何を伝えようとしているのか分かるかと思います。

 でも何を言ってもどうにもならない時は、別の角度から何か聞いてみることによって「!!!」と反応する時もあります。そういう時は、ただ単にいやいやを言ってみてお母さんを困らせようと(気を引こうと)している時で、問いかけられた言葉がそのお子さんにとって「それはいいかも!」と思えると、今まで散々いやいや言っていたのが嘘のように素直に話を聞いてくれたりします。

 確かにいやいや言っている言葉に真剣に向き合おうとしなければならない…という気持ちになるかもしれませんが、案外その方がスムーズに物事が運んでいかない場合が多いかもしれません。お子さんの話に「そうなんだね。いやなんだね。じゃぁ、どうしようかな~」くらいの気持ちの方がいい場合もあって、真剣に向き合うがあまりお互いが平行線のままで光の見えないトンネルの中に入ってしまうこともあります。

 今日もお昼寝明けの〇〇くん。寝起きが悪く、何を言っても「いやいや!!」。しまいには、床にひれ伏して泣き出してしまいました。恐らく、もう少し寝ていたかったことが原因なのですが、先生の問い掛け全てが「いや!」の状態。…だからこそ、「ねぇ、今日のおやつ何かな?見に行こうか?」と聞くと「!!!」と反応して、すぐに泣き止み、玄関先の検食の置いてある場所まで抱っこしていくと、すっかりと泣き止んで今まで泣いていたのはどこかへ飛んでいってしまった〇〇くんでした。