今日は、先週からの続きをしました。桁・妻・梁・棟木と小さいながらも一通りそろっています。朝から隅木の欠きをきざみ梁・野束をきざみました。ほぼきざみ終ったところで、一度組んでみることに。木組みがすべて見えるので、墨を残すようにきざんだのでなかかな思うように組めません。木殺しをしたり、カンナで削ったり、鋸目を入れたりして何とか桁・妻は組めました。レベルを合わせ、残りを組み隅木や垂木を合わせたりする予定です。
今日は床の直しに行ってきました。築23年ぐらいの住宅で、表の縁側の床がブヨブヨとしていました。この床板は、ベニヤ下地の縁甲板です。縁甲板に限りませんが、ベニヤ下地の床板で20年ぐらい以前のものはよくこのようなことが起こります。ベニヤ板というものは薄い板を数枚接着してできていますが、人が歩くなど繰り返し曲げの力がかかると接着している板が取れてきます。薄い板では数枚あっても強度がないので、ブヨブヨとなるのです。無垢の木であれば、剥がれることはありません。このようになれば貼り換えるしか方法はないのですが、私の親は裏にベニヤ板を貼り付け補強をすることを選んだようです。直し終ると、ブヨブヨ感はなくなっていました。もう一か所あったのですが、こちらはシロアリのようでした。垂木が2本食われていたので、床が広範囲でブヨブヨ以上の落ち込みがありました。タルキを2本取り替え、殺虫剤をまきました。