意見交換会

意見の交換を中心としたページ

真壁づくり

2011-12-06 23:54:44 | Weblog
 今日は私一人で現場に出ました。田舎の家で和風に仕上げるため少々手間がかかります。建築用語で真壁造りと言いますが、ペタペタとボードやベニヤ板をビスや釘でとめ付ける構造ではなく柱・鴨居等が見える構造で、見える分だけ材料を作るのも組んでいくにも手間がかかりまた気を使わなければなりません。今日の私の仕事でも、鴨居・敷居を入れましたが木を選ぶところから始まり、木をつくり、ベンガラを塗り、鴨居を入れる柱を欠き、鴨居を書き入れるのです。鴨居敷居が入ると、外部の胴縁を打ち壁下地をしました。その後は再び作業場に戻り、破風板を作りました。これも、そのまま見えるので手間がかかりました。結局、一日でここまでしかできませんでした。

新しい現場

2011-12-05 23:37:17 | Weblog
 今日から新しい現場に出ました。既設の住宅に縁側を増築する工事で私には新しい現場ですが、基礎工事・きざみと私の親が進めていました。今日は、きざんだものを現場で組みました。クレーンはないので代わりにリフトで桁などを上げ、組んでいきます。田舎の住宅でベンガラ塗り・込栓・シャチ栓など、従来からの伝統工法に近い家です。ベンガラ塗りの時は見える柱でも少々節は見えるものですが、今回はほとんど節がないものを使っています。組んでいき、起きを見て固定してきます。瓦屋に瓦の並べ方や寸法を打ち合わせし、タルキ・野地板を打ち防水紙まで終わりました。野地板には、こだわりではありませんが合板ではなく杉の4分板を使っています。