運がいいのか悪いのか

自転車でコケた。怪我をした。身体痛い。眼鏡潰れた。

ま、あたしが悪いのはもちろんなんだけど、こういう時って全部自分のせいにはしたくないものなのよね。いや、相手のせいにする気はないよ。歩行者を避ける時にコケたんだけど、歩行者は悪くない。飛び出して来たわけじゃないし、進路妨害したわけでもない。あたしのハンドル操作のミスだもの。だからあたしが悪い。あたしが悪いんだけど、なんであたしがこんな目に遭わなきゃいけないのさぁ、って思っちゃう。で思うわけ。ツイてないなぁ。

あたしのせいじゃなく、運のせいにしたくなるのよ。運が悪かった。運悪くこんな目に遭ったってね。

でもこれは運が悪かったのか。考えようによっては運が良かったともいえる。この程度の怪我で済んでいるんだからね。最悪、コケて車道に飛び出してたら車に轢かれてたかもしれないし。
可能性のことをいい出せばキリがないけど、この事態より悪いことはいくらでも考えられるのよね。起こらなかったことと比べてみても仕方がないのかもしれないけれど、起こったかもしれないより悪いことと比べると、現状はいいわけよ。

そう考えると何が運が良くて、何が運が悪いのか分からないね。というか、すべては運がいいような気がする。たいていのことは、より悪いことを想定できるもの。ま、運が悪いと思うより運がいいと思っていたほうがいいしね。
おそらく運が悪いことも含めて運がいいのよ。起きていることに悪いことはないんじゃないかって気がする。