瓢簞舟の「ちょっと頭に浮かぶ」

こちらでは小説をhttps://kakuyomu.jp/works/16816700427846884378

#173のつづき

2015-01-09 09:27:30 | 考える日々
占星術っていうと当たるの当たらないのって話になると思うんだけど、そんなことどうだっていいのよ。いや、どうでもよくはないけどさ、重要な要素のひとつではあるけどさ、あくまで要素のひとつに過ぎないわけよ。大切なのは、いかに利用するかってことなのね。当たった、はずれたでキャーキャー騒ぐのも楽しいけれど、占いの本当のところは使ってナンボなのよ。

どんな風が吹くか。未来のことなんてわかんないじゃん。それを星読みに教えてもらおうってわけ。天気予報と似たようなもんよ。台風ならおとなしく過ぎ去るのを待つし、いい風が吹くなら風まかせにどこまでも行ってみようってことなのね。

あらかじめどんな風が吹くか知って、それに備えて動くってことが、占いの使い方なわけ。風が吹くことを知っていても、帆をあげないと風を捉えられないからさ。
だから当たる当たらないというより当てにいくわけよ。ま、いい風が吹くならだけど。

風を感じるのは難しいのよ。現在進行している出来事がどんな風によるものかもよくわからなかったりするしね。それを解釈するひとつの方法として占星術を使うのもアリでしょってことよ。
未来を知ろうなんて非合理なことをするんだもの、非合理な星読みで対応するしかないじゃない。でも、案外星読みは非合理じゃないかもね。世界の在り方は人智を超えているから。
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