(※漫画内の作品は、すべて今回の展覧会に展示されている、中井精也さんの作品です。)
「鉄道が大好き!」…というわけではないけれど、とても魅力的な”鉄道写真家”さんがいます。それは、中井精也さん。
(会場にある中井精也さんフィギュア!)
鉄道にまつわるものや人を柔らかい雰囲気で撮影される写真家さんで、NHK「中井精也のてつたび!」という番組にも出演されています。鉄道だけではなく、その場の空気を写しこんだ写真は、鉄道ファンじゃなくても楽しい作品ばかりです。
そんな中井精也さんの個展「中井精也 ゆる鉄ワールド」が川崎市市民ミュージアムで開催されています。
(会場は写真撮影もOKなのも嬉しいです。)
メインの会場は「1日1鉄!」という、中井さんが毎日1枚ずつ、10年以上(!)にわたって発表してきた作品の展示です。
素敵だなぁと思ったキャプションが「動画でも、肉眼でも、残せない瞬間」というもの。
この言葉がぴったりの、”写真ならではの空気感”を写し取った作品が多数ありました。
写真集やカレンダーで目にする作品もありますが、大判でプリントされて、並び方が変わると、作品への引き込まれ方とか、目のいく場所なんかもかわってくるのが展覧会の魅力ですね。
この「1日1鉄!」のほか、東日本大震災直後から、三陸鉄道の再開を3年にわたって撮影し続けた「夢と希望の三陸鉄道」や
2016年、東急田園都市線の溝の口~長津田間開業50周年を記念して撮り下ろした作品を集めた「中井精也『東急田園都市線開業50周年記念 DT moment』」という2つの特別展も同時開催されていました。
特に田園都市線の写真を観ていると、特別な場所とか、遠くまで行かなくても、身近な風景をこんな風に見ることもできるんだなぁ…と感じます。
ちなみに、川崎市市民ミュージアムのなかでは、鉄道ジオラマ展も開催されてました。あまちゃんジオラマが楽しかったです…*^_^*
(アキちゃんとユイちゃんもいる…)
鉄道のある街の「空気」感を楽しむことができる展覧会でした。
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「こんな写真、撮れるようになりたいなぁ〜」と、物販をふらふらしていたら、「自分の写真を変えたい!そう感じているあなたへ。」…と、本の帯にめちゃくちゃ煽られました^_^; で、思わず買っちゃいました!
これは買ってよかったです!
撮影テクニックも掲載されていますが、その前の段階;撮影に行く前に、「自分は何を撮りたいのか?」「どうやったら見せたいものが伝わるのか?」というところを考えさせてくれる内容でした。
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■中井精也 鉄道写真展 笑顔あふれる「ゆる鉄」ワールド @川崎市市民ミュージアム
会期:2018年04月07日-2018年06月24日
会場:川崎市市民ミュージアム 企画展示室1、アートギャラリー2(アクセス)
休館日:毎週月曜日(ただし4月30日は開館)、5月1日(火)
観覧料:一般 600円 学生・65歳以上 450円 中学生以下 無料
ゆるい鉄道写真、略して「ゆる鉄」に代表される中井精也の作品は、鉄道ファンでない人でも、見た人誰もが思わず笑顔になる癒される写真です。本展では、中井精也の代表作「1日1鉄!」の集大成約150点と、「夢と希望の三陸鉄道」から約50点をご覧いただきます。
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