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ドレスデンの市電

2023年04月10日 | 汽車・鉄道

ドレスデンを縦横無尽に走る黄色い市電。正面の市の紋章がクラシックでモダン。

ドレスデンは第二次世界大戦で空襲による壊滅的な被害を受けましたが、いまだに黒く焼け痕を残す建物が多く見られます。
その古い街を走る市電の車体は基本的に黄色一色。市街には広告はほとんど無く、遠くからでもよく目立ちます。

ドイツ人は黄色がお好きなのかと思ったのですが、この黄色は「交通黄色」Verkehrsgelb フェアケールスゲルプと呼ばれるもので、都市交通用として、地下鉄、路面電車、バス等に用いられる規則のようです。


同じ場所で撮影した別の市電は広告入り。上の写真とは別のタイプの車両のようです。後ろの建物は時計塔があるドレスデンの市庁舎。



ゼンパーオペラ前からカトリック旧宮廷教会を見たところ

古都に溶け込むのでも対立するのでもなく、都市の中で整然と機能する存在感を示すかのような黄色い市電。電柱も看板もない風景に目立ちながらも調和しています。


≪ドレスデンで出会った車両
ウィーンの市電


ドレスデンと言えば、練習曲でお馴染みのドッツァー(J. J. Friedrich Dotzauer, 1783-1860)。ドレスデンの宮廷楽団のチェリストとして活躍しました。こちらは古楽器による典雅な演奏で、彼の「3本のチェロのための6つの作品、Op. 104」
Dotzauer Pieces Op.104 - Lycopersicon


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