ヴェネチア 2
真新しい高速列車ETR500電車が頭端式のホームに停まっています。車体には09と書かれていました。イタリアとしては地味ながらシックな色彩です。その奥には前回とは別のE656形が停まっています。このE656の方は清掃が行き届いているようです。
ETR500の運行は1995年からなので、当時の最新型でした。電車と言っても、ヨーロッパに多い動力集中方式(動力車を前後に配置)で時速250km/hを実現しましたが、その後旧式化して、第一線は退いたようです。
グーグルのストリートビューでサンタ・ルチア駅構内を見ると、後継車種の真っ赤なフレッチャロッソが停まっていて、もう、この写真のような旧型は見当たらず様変わりしています*。この時、私には初めてのイタリア、ヴェネチア**でしたが、それからほぼ四半世紀、光陰矢の如し…∎
*2021年11月の原稿作成時。現在はさらに変わっています。
**「ヴェネツィア」等ではなく、自分が慣れ親しんだ表記を用いています。悪しからず。
◇◆◇ ヴェネチア点描 ◇◆◇
運河を行き交う船
水上交通が足になっているヴェネチアは大小の船、ボートが縦横に走ります。(サン・ジョルジョ・マッジョーレ聖堂鐘楼からの眺め)
早朝の船着き場
ヴェネチアの朝は早い。水上交通関係者はスタンドでコーヒーを飲み仕事についていました。
街角
はげ落ちた壁の色、微妙にかしいだ建物、路地の奥には洗濯物が…