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古賀書店と御茶の水界隈

2022年12月21日 | その日その日


せろふえさんのブログで神保町の古賀書店が閉店するという記事を読んで、驚きました。古賀書店と言えば、クラシックの音楽書・楽譜の専門店で有名で、私も学生時代から今まで通ってきました。コロナ禍になって途絶えていたのですが、突如、閉店の報に接して驚きと嘆きの両方の気持が湧いてきました。

お店の事情はおありかと思うのですが、昨今は本の寿命も短くなり、数年で絶版、手に入らなくなってしまいます。古賀書店のような専門店がなくなってしまえば古い音楽書の入手は一層難しくなるでしょう。さて、困ったものだと思い、少しは売り上げに貢献しようと出かけることにしました。

しかし、店内はかつて見たこともない混雑ぶり。棚も場所によってはだいぶ空いていて目的の本はありませんでした。しかし、チェロ関係の本と、記念に妹尾楽譜を買いました。これで古賀書店ともお別れと思うと悲しいものです。
長い間、お世話になりありがとうございました。

  



さて、せっかく神田に来たのだからと、久し振りに御茶の水界隈を歩いてみることにしました。この辺りは自動運転レベル4並で足が勝手に動きます(笑)。
本の街、神保町もしばらく見ないうちにだいぶ変わっているようです。そして変わろうとしているようです。古書店街の雰囲気も、書店以外の店舗の進出で様変わりしていました。




神保町から駿河台方面に向かうと、かつてのカザルス・ホールが工事中のようです。室内楽の専門ホールとして期待されて登場したのですが、その後は残念な経緯を辿りました。ここも数年後にはまったく変わってしまうのでしょう。

  

駿河台と言えば、富士そばということでお昼はきつねそば。暖かい蕎麦で身体を温め、これも駿河台定番の下倉楽器に立ち寄って目の保養を。




駿河台と言えば、ニコライ堂。何年振りでしょうか、ここは変わらないように見えますが、周りのビルが増えたような印象です。


  

そして、私の永遠の恋人、聖橋。まだ周辺で工事は続いていました。駅舎も工事に入ったようで聖橋口は忽然と消えていました。



  

聖橋と言えば、湯島聖堂と神田明神。神田明神はすでに新春の準備です。コロナ禍でもらいに行けなかった荒神様のお札をいただきました。


古賀書店の閉店は青天の霹靂でした。世の中に変わらないものはないはずなのですが、若い時代を長くここで過ごした思い出は代えがたいものです。そのうちの一つが消えてゆくのは寂しいとしか言いようがありません。そして、その寂しさを知る者がいなくなったときに、それは本当に消えたことになるのでしょう。私という個人においても同様です。

Nikon Z 6 / NIKKOR Z 24-50mm f/4-6.3
 iPhone SE/2 


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