昨日朝、目覚めてFBをチェックしたら、Covid Cello Project (CCP) グループで主催者のTonyの誕生日をみなで祝っていた。
もちろん、多くの人から祝辞の嵐。
3月1日はショパンの誕生日でもある。
そんな中、ある人が、有志だけでハッピーバースデーの歌をTonyのために演奏しないかと提案があり、チェロ用の簡単な2重奏の楽譜を掲載していた。
このバースデープロジェクトを提案した彼女はアメリカに住んでいるCCPの中心メンバーであり、学校の音楽の先生らしい。
すぐさま何人かが賛同。
チャットで仲良くなったトルコのアンカラに住んでいるという素敵なお姉さまによるソロ演奏ミニ動画もすでに同スレッドのコメント欄に掲載されていた。
時差の関係で、提案の書き込みがされてからすでに数時間がたっており、その後、超初心者の子供でも参加できるようにと、通奏低音パートも追加されて、3重奏バージョンになっていた。
「すでに子供が寝ている時間だからすぐには弾けないわ。締め切りはいつ?」といった書き込みもあった。
私はたまたま早く目が覚めて、出勤するまでに時間に余裕があったので、すぐに飛び起きて、まずはピチカートパートを考えた。
そしてそれをみずから演奏している動画を撮って投稿。
ピチカートならうるさくないから、早朝でも夜中でも弾けるし、簡単だから、時間的余裕のない人でも参加できるんじゃないかと思ったのだ。
出勤するまでの短い朝の時間で(誰でもすぐ上手に弾ける)アレンジを考え、楽譜を手書きし、いつもと違って軽く化粧までして(!)動画をとったその行動力に我ながら感心し、気分よく出勤できた(笑)
そして、Tonyの誕生日の翌日、バースデープロジェクトの提案からなんと24時間後には動画がアップされた。
参加の仕方は、いつものCCPのやり方がお手本にされた。
できあがったものは、CCPの作品に比べると質のレベルは高いとはいえない。
けれども、誕生日祝いということだから、時期を逸しては意味がない。
スピーディーに、しかも、地球のあらゆる場所にいる人が繋がって、このことを成し遂げたということが最も評価できる点だし、とても楽しかった。
プロ級の編集がされている母体のCCPに比べれば、今回のバースデープロジェクトは、言葉もろくにしゃべれないヨチヨチ歩きの赤ちゃんみたいだけれど、CCPの製作過程も一緒に共有し始めている私たちであるからこその成長がとてもよく表現された出来事だったと感じている。
確かにゴールすることで充実感は得られるけれど、そこに至るまでの道のりが楽しければ、ハッピーこの上ない!
Happy Birthday Tony Rogers!
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