かりんとう日記

禁煙支援専門医の私的生活

キャンセル

2011年01月31日 | 今日のワタシ
楽しみにしていたOBオケの演奏会が今週末に予定されていたのであるが、急遽参加をあきらめざるをえなくなった。

朝早く起きて練習をし、いざ岡山へと電車に乗って出かけたら、患者さんが急変したと電話がはいったのだった。

当直医が処置をしてくれているし、土日待機当番の同僚もいる。

けれど、このまま出かけても患者さんのことが頭から離れないだろうし、そうなると結局は演奏を楽しめない。
仕事のことで後悔したくなかったので、岡山行きは断念することにした(泣)

サイアクな気分で途中下車をして、みどりの窓口で往復切符の払い戻しをしてもらう。
窓口のオネーチャンが電卓をたたきながら、手数料やらなんやら、だいぶ引かれる旨説明してくれるが、ため息つきながら了解するしかない。
ホテルにもキャンセルの電話を入れた。

のぞみに乗ったら食べようと思っていたお弁当は職場で食べることになりそうだなあ…などと思いつつ、「ずいぶん遠くまで演奏しに行くのね!気をつけていってらっしゃい」と笑顔で送り出してくれた駅弁屋のオバチャンにも、なんだか申し訳ない気持ちになったりもした。

反対方向の列車に乗り換えるためにフラフラと改札口に戻ろうとしたら、向こうから突進してきたオヤジに体当たりされた。
イライラしていたためか、思わずオヤジに「痛いなぁ!」と言ってしまった。
そうしたらオヤジが逆ギレ。
どつかれそうになり、ちょっとヤバかった。
あのくらいの年頃のオヤジを逆ギレさせると危ないんだったと反省。


Uターンする列車のなかで、自分を納得させ、なぐさめ、元気づけ、そして気持ちを落ち着かせるために、実にさまざまなことを頭のなかで考え巡らせた。


人工呼吸器が装着されて、患者さんは一応落ち着いた。
ご家族にも直接会って自分から説明ができて、やっとワタシも少し気持ちが落ち着いてきた。
人任せにできない性格はどうしようもない。
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