かりんとう日記

禁煙支援専門医の私的生活

音楽家たちのタバコ

2010年06月13日 | サポーターの心得
東京上野の文化会館地下の楽屋エリアは、いつもタバコ臭い。

いまどき珍しい、オープンでひろーい喫煙所があるからだ。

来月3日に小ホールでオールヴィヴァルディのプログラムの演奏会を予定していて、今日もリハーサル室で半日練習をしたのだけれど、ちょうど読売日響のオペラの本番だかリハだかを大ホールでやっていて、楽屋エリアは人の出入りが多く、賑やかだった。

そうすると、喫煙者も多くなり、タバコ臭が一層強くなるというわけだ。

音楽家の喫煙率は意外と高い。
オペラカルメンで、実際に歌手たちがステージ上でタバコを吸うというとんでもない演出を何年か前に見たときは仰天した。
たしかにカルメンはタバコ工場の工員ですけどね。

管楽器は入れ歯では演奏に支障が生ずるので、歯周病のリスクをあげるタバコは絶対吸わないという一流の演奏家はいるにはいるけれど、日本人の場合はまだそのような認識ができている人は、残念ながらまだ少ないのではないか。

オケ仲間のトランペット吹きが禁煙したら、息が勢い良く出せるようになって、唇や頬の筋力がそれに負けてしまうという嬉しい悲鳴をあげていた。
『へへん、アタシの言った通りでしょう!』と鼻と顎をツンと天に向けたのは言うまでもなく…(笑)


それにしても、あれ(喫煙所という名の毒ガス室)はどうにかしてもらわないと!
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