かりんとう日記

禁煙支援専門医の私的生活

記憶

2023年08月31日 | 気になる人々
仙台へ行った。
大学時代の同級生Jに会いに。

福島での奇跡的な再会から3ヶ月。

この週末はMちゃんに直島観光に誘われて、ついでに岡山に延泊してJの妹と遊ぶはずだったけれど、この旅行がMちゃんの都合でキャンセルになった。

それで、ゆっくりJと話がしたくなって、仙台で一緒に高級和食ランチをすることに。

大学4年の夏に行ったオーストリア旅行の話がしたかった。

あの頃はお互いにまだとんがっていて、よく喧嘩もして、ウイーンからザルツブルクまでの列車のなかでは、ほとんど口をきかなかった。

昔のことはよく覚えているほうだと思っていたけれど、ウィーンのホテルは教会の鐘がうるさかったとか、ザルツブルクで行ったコンサートはズッカーマンだったとか、案外忘れていしまっていることがあった。

記憶力の違いというよりも、、記憶に留めておくべきことの自分の選択ポイントみたいなものが、人によってきっと違うのだろう。

今回、一番話したかったことも、食事をしながら切り出せた。

そう、彼女はいつも私のことを、ちょっと離れた視点でみていて、クールなコメントをしてくる人だったということを思い出した。

相談っぽく話をしたからといって、自分の考えが変わるわけではないと思っていたけれど、少しクールダウンはできたかもしれない。

お昼をゆっくり食べたあとは、いくらか涼しさを感じる杜の街を歩いて光原社へ行き、彼女はインド綿のプリントカフタンシャツを、私はアフリカの黄色い算盤玉ビーズのペンダントを買った。

彼女への手土産は、駅で買った干瓢うどんと鮎の甘露煮。
それから、庭に撒いてもらおうと思って、去年獲れた千日草の種も。



コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 黄金期 | トップ | 愛言葉 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

気になる人々」カテゴリの最新記事