女性が選手として初めてオリンピックに参加できるようになったのは,1900年にフランス・パリで行われた第2回大会からで、女子種目が採用された競技はテニスとゴルフのみだという。
男女共同参画局は、「IOCによって「女性らしい」とみなされた競技がオリンピックの女子種目として認められてきた」と書いている。
その後、女性の躍進は進む。
1904年セントルイス大会ではアーチェリー,1908年ロンドン大会ではフィギュアスケート,1912年ストックホルム大会では水泳で女子種目が加わった。
2012年ロンドン大会において,女子種目にボクシングが加わったことで,全競技で女性が参加するようになった。
2012年ロンドン大会は,競技数の均等に加え,全参加国・地域から女子選手が派遣された記念すべき大会とされている。
冬季大会では,夏季大会よりも10年早い2002年ソルトレークシティ大会から、全競技で女性の参加が可能となっている。
北京オリンピックを観戦していて、実況アナウンサーが男性ばかりなのが気になっている。
解説者も女性が圧倒的に少ないのは、女性選手たちの競技の歴史が男性よりも浅いという影響もあると思われるが、男女の働き方や、職場内の男女の配置差別によることも大きいのではないかと思う。
報道番組では、男女のアナウンサーやキャスターが複数いるパターンが最近は多いけれど、メインとサブという配置関係では、女性がサブという印象の番組のほうがまだ多いのではないか。
「女子アナ」というくくりがある限り、この状況は変わらない気がする。
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