心に響く出来事はたくさんありますが、
この日は特別嬉しい出来事でしたので、
大切に書きたいと取っておきました^_^
スリランカ大使館主催のセイロンティー150周年記念パーティーでお隣りの席に座らせて頂いたご縁で、
紅茶研究家、磯淵先生のお店を訪ねて参りました。
同じ紅茶の世界においでとは言え、
この道たっての専門家でいらっしゃいます。
季節のフルーツティーをご馳走になり、
たくさんたくさん、貴重なお話しをうかがいました。
25年前、日本紅茶協会にてティーインストラクターの資格を取得した私は、
今はなき鎌倉にあったディンブラを訪ねたことがありました。
藤沢に移って22年、やっと伺う機会をいただけたのです。
今までお聞きしたかった様々なことを、まるでインタビューのようにうかがいました。
「まるで編集者と話しているようですね^_^」
と先生は笑っておっしゃいました。
紅茶の道に入られたきっかけ、
ご本を出された経緯、
ご本を出されて良かったことと悪かったこと、
紅茶に対する想い。。
先生は丁寧に、そして熱く語って下さいました。
たくさんの共通点がありました。
ディンブラのスコーンは、
キャロルのレシピだそうで、
キャロルには私もイギリス滞在中にお世話になり、スコーンを習ったのでした。
そのほか、スリランカでお世話になったガイドさんや紅茶協会の恩人などなど。
キーパーソンのお名前があがる度、
懐かしく、有り難く、彼等を思い出しました。
紅茶の道に導いてくれた全ての人の、ご縁のおかげで、私もこうしてここにいます。
「伊藤さん、本を書いたらどうですか？
伊藤さんの、伊藤さんにしか書けない紅茶に纏わるお話しを書いて下さい。
あなたなら、きっと書けると思いますよ。」
そんな有難いお言葉をいただいて、
本当に嬉しく、じぃんときました。
私はかけがえのないお守りを頂いて
ディンブラの紅茶を、
いつもの何倍も味わうのでした。
