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「紅茶とお菓子の甘い日々」

雪の日の思い出

一昨日の大雪が降った日、私は息子の卓球の試合観戦に出かけました。

駅まで歩いて電車を乗り換え、知らない土地でバスに乗って、雪の中向かいました。
本当は行く前はどうしようかためらいました。
たくさんやることあるし、この悪天候。
やめようかな、と。
でも、身体は向かっていました。

会場は寒くて冷たくて、過酷な環境でしたが、
試合はエネルギッシュでハラハラドキドキ。
今日は団体戦、チームメイトの勝数で決まります。

決勝まで勝ち進み、2ゲームずつとってラスト、
息子のゲームで優勝が決まるシーンに持ちこまれました。

2ゲーム先取され、後がない状況。
手に汗握る接戦。
静寂の中、卓球のボールの音だけが鳴り響いていました。
そこには集中して試合に向かう息子の姿がありました。

そして、ついに勝ちました。
歓声があがり、周りの保護者の方たちと抱き合って喜びました。

帰宅した息子は、
「皆のためだから頑張れた。
緊張はしなかった。向こうが負けてくれた」
と言いました。

「勝った時、他のお母さんたちも泣いてたよ」
と私が言うと
「お母さんは?お母さんは泣いた?」
と聞いてきました。
「泣いたよ」
そう言うと
「そうか」
と満足そうに微笑みました。

いつもだらしない息子が
一回り成長して見えました。

20数年前、私が結婚した前日も大雪が降りました。
真っ白い雪を白無垢で見詰めていたのを思い出しました。

雪の日の忘れられない思い出の1ページです。

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コメント一覧

chamatea
ekoさま
素敵なコメントありがとう♪

eikoさまの言葉は、人生そのものがロマンティックに、
ドラマチックに思わせてくれます。

きっとそうやって生きていらっさるからでしょうね~♪

eiko
たくさんの雪が積もった後の結婚式、大きな雪のかたまりが、少しずつ解けだしてゆくように、おふたりで少しずつ歩まれてきたのですね。
息子さんの試合もお二人の歩みに添えられた1ページ、うんと抱きしめてあげてください。
雪の結晶がキラキラ舞うような輝く思い出ですね。
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