「7月31日(水)」
「自転車屋の生き物歳時記」
「ツクツクボウシ」
先日の家島キャンプでは
セミの鳴き声が
ほぼ
ツクツクボウシでした。
ツクツクボウシと言えば
8月下旬とか9月上旬とか
秋口に鳴いているイメージがあるので
家島は秋なのか!?と錯覚します。
離島などの特定の地域では
クマゼミやミンミンゼミなどがいなくて
ツクツクボウシが目立つ事はあるようです。
ツクツクボウシ
(つくつく法師、寒蟬、Meimuna opalifera )は
カメムシ目(半翅目)・ヨコバイ亜目(同翅亜目)
・セミ科に分類されるセミの一種。
晩夏から初秋に発生するセミで、特徴的な鳴き声をもつ。
ツクツクホーシ、オーシンツクと呼ばれることもある。
成虫の体長は30mm前後で、オスの方が腹部が長い分メスより大きい。
頭部と前胸部は緑色で、後胸部の中央にも"W"字型の緑の模様があるが、
他の後胸部と腹部は黒色が多い。
また、オスの腹側の腹弁は大きく、縦長の三角形をしている。
外見はヒメハルゼミやヒグラシに似るが、
頭部の横幅が広く、腹弁が大きいことで区別がつく。
抜け殻は小型で前後に細長く、光沢がない淡褐色をしている。
北海道からトカラ列島・横当島までの日本列島、
日本以外では朝鮮半島、中国、台湾まで、
東アジアに広く分布する。
平地から山地まで、森林に幅広く生息する。
地域によっては
市街地でも比較的普通に発生する(盛岡市など)が、
基本的にはヒグラシと同じく森林性(湿地性)であり、
薄暗い森の中や低山帯で多くの鳴き声が聞かれる。
この発生傾向は韓国や中国でも同様である。
成虫は特に好む樹種はなく、
シダレヤナギ、ヒノキ、クヌギ、
カキ、アカメガシワなどいろいろな木に止まる。
警戒心が強く動きも素早く、
クマゼミやアブラゼミに比べて捕獲が難しい。
成虫は7月から発生するが、
この頃はまだ数が少なく、
鳴き声も他のセミにかき消されて目立たない。
しかし他のセミが少なくなる
8月下旬から9月上旬頃には鳴き声が際立つようになる。
9月下旬にはさすがに数が少なくなるが、
九州などの西南日本では
10月上旬に鳴き声が聞かれることがある。
なお、八丈島や岡山・長崎では
7月上旬から鳴き始めることが知られている。
八丈島では7月上旬(年によっては6月下旬)、
対馬でも夏の初めから現れる。
その一方で本土では、
岡山市や長崎市など特定の地域を除くと
夏の終わりを象徴する昆虫とされている
(岡山や長崎などでは近年は
夏の初めから鳴きだすことが知られている)。
捉え方を変えれば
アブラゼミなど他の大型のセミが数を減らしてから
個体数が増すということである。
以上のことからツクツクボウシは、
アブラゼミなどとは
時期的な棲み分けをしていると推察される。
岡山・長崎などでの
ツクツクボウシの早鳴きについては、
現在原因を解明中である。
気候だけでなく、
上述のように他種のセミとの関係も
関わっている可能性が大きい。
ツクツクボウシは
東京などでは一般に晩夏のセミとされており、
実際にそうなっているが、
本来このセミはむしろ
「夏の初めから現れるセミ」としての性格が強い。
東京でも、
夏の初めにツクツクボウシの声を聞く機会が
少しずつ増えてきている。
こうした傾向の原因が
地球温暖化にあるのかどうかは不明である。
@サイクルプラザ・イレブン@
●当店ホームページ
https://cycle-plaza-eleven.com
●サイクルプラザ・イレブン・Amazonマーケットプレイス店
http://www.amazon.co.jp
●チャーリー自転車・モバオク!店
https://www.mbok.jp/
●ブログ
自転車屋男2
http://blog.goo.ne.jp/charinko_2008/
よろしくお願いします。
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セミの鳴き声が
ほぼ
ツクツクボウシでした。
ツクツクボウシと言えば
8月下旬とか9月上旬とか
秋口に鳴いているイメージがあるので
家島は秋なのか!?と錯覚します。
離島などの特定の地域では
クマゼミやミンミンゼミなどがいなくて
ツクツクボウシが目立つ事はあるようです。
ツクツクボウシ
(つくつく法師、寒蟬、Meimuna opalifera )は
カメムシ目(半翅目)・ヨコバイ亜目(同翅亜目)
・セミ科に分類されるセミの一種。
晩夏から初秋に発生するセミで、特徴的な鳴き声をもつ。
ツクツクホーシ、オーシンツクと呼ばれることもある。
成虫の体長は30mm前後で、オスの方が腹部が長い分メスより大きい。
頭部と前胸部は緑色で、後胸部の中央にも"W"字型の緑の模様があるが、
他の後胸部と腹部は黒色が多い。
また、オスの腹側の腹弁は大きく、縦長の三角形をしている。
外見はヒメハルゼミやヒグラシに似るが、
頭部の横幅が広く、腹弁が大きいことで区別がつく。
抜け殻は小型で前後に細長く、光沢がない淡褐色をしている。
北海道からトカラ列島・横当島までの日本列島、
日本以外では朝鮮半島、中国、台湾まで、
東アジアに広く分布する。
平地から山地まで、森林に幅広く生息する。
地域によっては
市街地でも比較的普通に発生する(盛岡市など)が、
基本的にはヒグラシと同じく森林性(湿地性)であり、
薄暗い森の中や低山帯で多くの鳴き声が聞かれる。
この発生傾向は韓国や中国でも同様である。
成虫は特に好む樹種はなく、
シダレヤナギ、ヒノキ、クヌギ、
カキ、アカメガシワなどいろいろな木に止まる。
警戒心が強く動きも素早く、
クマゼミやアブラゼミに比べて捕獲が難しい。
成虫は7月から発生するが、
この頃はまだ数が少なく、
鳴き声も他のセミにかき消されて目立たない。
しかし他のセミが少なくなる
8月下旬から9月上旬頃には鳴き声が際立つようになる。
9月下旬にはさすがに数が少なくなるが、
九州などの西南日本では
10月上旬に鳴き声が聞かれることがある。
なお、八丈島や岡山・長崎では
7月上旬から鳴き始めることが知られている。
八丈島では7月上旬(年によっては6月下旬)、
対馬でも夏の初めから現れる。
その一方で本土では、
岡山市や長崎市など特定の地域を除くと
夏の終わりを象徴する昆虫とされている
(岡山や長崎などでは近年は
夏の初めから鳴きだすことが知られている)。
捉え方を変えれば
アブラゼミなど他の大型のセミが数を減らしてから
個体数が増すということである。
以上のことからツクツクボウシは、
アブラゼミなどとは
時期的な棲み分けをしていると推察される。
岡山・長崎などでの
ツクツクボウシの早鳴きについては、
現在原因を解明中である。
気候だけでなく、
上述のように他種のセミとの関係も
関わっている可能性が大きい。
ツクツクボウシは
東京などでは一般に晩夏のセミとされており、
実際にそうなっているが、
本来このセミはむしろ
「夏の初めから現れるセミ」としての性格が強い。
東京でも、
夏の初めにツクツクボウシの声を聞く機会が
少しずつ増えてきている。
こうした傾向の原因が
地球温暖化にあるのかどうかは不明である。
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