「1月16日(木)」
「大河ドラマ「べらぼう」
「主要登場人物」
「花の井/五代目瀬川」
(小芝風花)
花の井/五代目瀬川は、
幼い頃に親に捨てられて、
吉原の老舗妓楼
(ぎろう:遊女に客の相手をさせる店)である
「松葉屋」(まつばや)に引き取られた女性です。
生い立ちの詳細は分かっていませんが、
蔦屋重三郎とは同年代。
大河ドラマでは、
ともに吉原で育った幼なじみという設定で、
良き相談相手として描かれています。
持ち前の美貌だけでなく、
教養の高さや芸事の腕前に長けていたことから、
松葉屋に代々受け継がれていた家名(名跡)である
「瀬川」を継承。
一躍吉原を代表する花魁(おいらん)として名を馳せ、
江戸中に知られるようになりました。
やがて1775年(安永4年)には、
鳥山検校という人物に見初められ、
吉原からの落籍(らくせき:
第三者に身代金を払ってもらい、
娼妓を引退すること)を果たします。
その金額は
1400両(現在の価値で約1億4000万円)で、
大きな話題を呼びました。
ところが
鳥山検校は悪徳高利貸し一味の首領であり、
1778年(安永7年)に
江戸幕府から咎められて全財産を没収されたうえ、
江戸から追放されたのです。
このとき、
五代目瀬川は家出して、
武士または御家人の妻となったという説や、
大工の妻になったという説が伝わっています。
幼少期に親に捨てられたことに始まり、
吉原での遊郭勤め、高額での身請け、
鳥山検校との生活の終わりなど、
人生に翻弄され続けた女性として
認識されるようになったのです。
その後、
戯作者の「田螺金魚」(たにしきんぎょ)が、
五代目瀬川を主人公にした洒落本
「契情買虎之巻」(けいせいかいとらのまき)を刊行。
洒落本は、
遊里の内情や作法、遊女との会話などを主題とした本で、
遊里のガイドブックのような役割を持つ
写実的な書籍でしたが、
フィクションを含む物語も書かれました。
契情買虎之巻では、
瀬川と客の間に起こった悲恋が題材とされ、
読者から高い人気を獲得。
やがて、
瀬川の後日譚を描いた洒落本まで登場するようになり、
人情を主題とした物語が
江戸で人気を集めるようになりました。
そのため契情買虎之巻は、
人情本(にんじょうぼん:
庶民の恋愛を題材とした小説的読み物)の祖とも
呼ばれています。
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