☆男前ぇ～～♪☆

先日、ＮＨＫテレビの「食彩浪漫」という番組を見ました。


２３年間の現役生活を貫き、関取在位１１０場所歴代一位を誇る、元関脇寺尾の錣山（しころやま）親方（４４）の部屋を、訪問しての番組構成でした。

父親は、先代井筒親方の元関脇・鶴ヶ峰。


男３人兄弟の末っ子で、兄二人とも角界へ・・・。

相撲部屋で育ち、力士と共に“ちゃんこ”を食べながら体と心を磨いてきた親方にとって、ちゃんこは人生そのものでした。

２００４年に独立、先輩力士がいない部屋で何事も親方が率先してやってきたそうです。


ちゃんこは、若い衆たちが毎日料理本を見ながら日々研究中！！

毎日、毎日めくったであろうその料理本の表紙は、ガムテープでしっかりと補修されて、使い込んでいる様子がうかがえました。(笑）

力士の成長、部屋の成長と共に、部屋の味が出来上がっていくのが楽しみです。

 

「温かな家族のような部屋を作りたい。」若い衆とともに部屋の歴史を作りあげていこうとする錣山親方。

親方の子どものころ、父から「うちはお相撲さんのおかげで食べていけるんだから。」と言われ、いつも力士が食べた後の冷めた料理を食べていたそうです。

ねこ舌になったのは、その時のせいだとか？？？(笑）

また、相撲部屋の女将（おかみ）さんとして忙しく働いていた母の思い出の味は、近くの鶏肉店で買ってきた蒸し鶏。

丸ごと1羽ずつを兄弟3人で、ほおばって食べたことは今では懐かしい思い出だそう・・・。

私が、親方の話を聞いていて、一番印象深かったのは、「同じように稽古をしていても、全部のお相撲さんたちが、強くなっていくわけではない。」


「そういった時に、人間としての一番大切なことを教えてあげたい。」「人に可愛がってもらうことの大切さ！」

「まず、大きな声で挨拶をする！」
「人の目を見て、はっきりと話す！」

これって、どこの世界にいても言えることですよねぇ～♪

昨今の、お相撲での辛いニュースを聞くにつれ、小さな部屋とはいっても、親方と一緒に厳しい稽古を続け、ボロボロになるまで料理本をめくってちゃんこを作っている、あの若い衆たちが気の毒になります。。。

現役時代の相撲っぷりも潔くて大好きでしたが、現役を引退して親方になって、僅か数年で幕内力士を育て上げている力量にも、尊敬の念を抱きます♪

また、更に男っぷりに磨きがかかったようです。


部屋のお相撲さんの出世はもちろんですが、親方からも目が離せませんねぇ～～♪